エントリーの編集

エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。

- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
六度の跳躍 - 駅前第四ビルが愛した植樹
「足もとに気ぃつけて、しっかり地面を踏みしめろよ」 浴衣姿でこんな危うい石段を、なんのために無理し... 「足もとに気ぃつけて、しっかり地面を踏みしめろよ」 浴衣姿でこんな危うい石段を、なんのために無理しておりなければならないのか、それを考えだすと気が狂いそうになる。 頼りになるのは鈍い明かりを放つ懐中電灯だけだった。 隣にいる淳平が手を引いて先導してくれる。それのおかげでなんとか進めるんだけど、ここでもし、足を踏み外すようなことでもあれば、ケガをするのは私だけだと予想した。 「どうしても、河原におりなくちゃだめかな」 もう一度、頼んでみる。 「そらそうや」 「なんのために?」 「おりてからのお楽しみじゃ」 脅迫されているとしか思えなかった。 家までは大した距離ではないんだけど、送ってもらわないとやっぱり夜道は怖いし、ここで淳平の機嫌を損ねて、お前一人だけで帰れなどといわれたら目も当てられない。 しかもやつは先ほどメリーゴーラウンドで一度すねた前科がある。それらすべてを考え合わせると、決死の覚
2015/07/22 リンク