ポステコグルー新体制で飯倉大樹の走行距離が話題となっている。それとともに本分のGKとしてのプレーも見逃せない。 「現代のサッカーではストライカーに大きな給与が支払われるが、実際はGKの方が重要かもしれない」 2015-16シーズンを前に、同じロンドンのチェルシーからチェコ代表のペトル・チェフを獲得。半年を経た年末に、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が語った感想だ。 ゴールという歓喜の瞬間がサッカーという競技のハイライトである以上、ストライカーは間違いなく花形の存在だ。しかし、1点を奪うことと、1点を防ぐことが同等の価値を持つという当たり前の観点に立てば、優れたGKを持つことはタイトルへの近道といえる。 横浜F・マリノスの飯倉大樹。彼が人に与える印象はそれほど派手なものではないだろう。ところが注意深く見ると、「当たり前」のように行われるプレーは、正確な技術と判断力、小刻みに繰り返されるポジ
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