たそやマロ @tasoyamaro ●大正〜昭和初期に流行した「エス」とは Sisterの頭文字を取った名称で、血のつながりのない女学生同士、あるいは女教師などとの特別な関係のこと。 エスの2人は、下級生は上級生を「お姉様」と呼び、文通をしたり、プレゼントを贈りあったりと、「友達」の枠には収まらない、思慕や憧れを含んだ恋愛に近しい交友がありました。 このような文化が流行した背景には、当時は結婚前の男女交友に厳しい目が向けられていたことがあります。(当時流行した少女イラストの中ですら、男女が一緒に描かれることが殆ど無かったほど。) 世間からは、「良妻賢母となるための恋愛の予行練習」であったり、「一過性の感情」であると認識され、プラトニックな関係においては容認されていました。