IBMは先日、PC事業にさよならを告げると発表した(関連記事参照)。少し前からネタを暖めていた、フィリップ・“ドン”・エストリッジ氏――われわれにIBM PCをもたらした人物――に関するコラムを仕上げるにはちょうどいいタイミングのようだ。 パーソナルコンピューティングの草分けといえば、多くの人は(ジョブズとウォズニアックの)「スティーブズ」とAppleを思い出すが、われわれのほとんどは「IBM互換パーソナルコンピュータ」と呼ばれるデバイスのおかげで今のキャリアがある。そしてIBM PCが存在するのは、ドン・エストリッジのおかげだ。 なぜそのことを思い出したかというと、最近私の会社Tolly Groupが、フロリダ州ボカラトンへの移転を完了したからだ。新しいオフィスは、1980年代初めにPCが誕生したIBMボカラトン研究所だった場所の目と鼻の先なのだ。 今はT-Rexと呼ばれるその場所(IB
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