Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、160Tバイトのメモリを搭載したプロトタイプシステムを発表した。 このプロトタイプは、ビッグデータを扱うワークロードをターゲットとしたアーキテクチャである、メモリ主導型コンピューティングの研究プロジェクト「The Machine」の成果として、米国時間5月16日に発表された。メモリ主導型コンピューティングでは、プロセッサではなくメモリがアーキテクチャの中心になっている。その目標は、メモリ、ストレージ、プロセッサの間にある非効率性をなくし、問題をより速く解決できるようにすることだ。 製品化はまだ先のことだが、このメモリ主導型コンピュータの発表は、HPEのメモリ主導型コンピューティングの研究開発が進展していることを示すものだ。同社はムーアの法則が限界に達するのを見越して、新たなコンピューティングアーキテクチャを模索している。Io