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ブックマーク / yamdas.hatenablog.com (13)

  • 邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2024年版) - YAMDAS現更新履歴

    さて、私的ゴールデンウィーク恒例企画である「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする」の季節である(過去回は「洋書紹介特集」カテゴリから辿れます)。 以前から書いているが、このブログは一度の更新で5つのエントリを公開するのを通例としており、そうするとそのうちひとつくらいは洋書を紹介するエントリを紛れ込ませることができる。そのおかげで、この一年ブログで紹介してきた洋書をまとめるだけで、今回も全38冊(ワオ!)の洋書を紹介できるわけだ。 ご存じの通りの円安の進行のせいで、これから翻訳書の刊行にブレーキがかかるのかもしれない。それは大きな損失だと思う。また先日ある場所で、日のネットユーザがますます海外の情報に目を向けなくなったという話が出たのだが、翻訳書が減少したら、その傾向にも拍車がかかるかもしれない。面白そうな洋書を知ったら取り上げることで、その傾向に抗いたいのである。 まぁ、こ

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  • 56か国の177人もの専門家が選りすぐった最高の児童書100選(の邦訳リスト) - YAMDAS現更新履歴

    [追記]:内容に誤りがあったので、タイトル並びに文を修正しました。 www.bbc.com BBC が史上最高の児童書100選を発表しているのだが、これが56か国の177人ものの専門家による投票結果というのだから力が入っている。 まぁ、ワタシなど映画やアニメでは観ていても、原作をちゃんと読んでいないのがほぼすべてでお恥ずかしい限りなのだけど。 モーリス・センダック『かいじゅうたちのいるところ』(asin:4572002150) ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(asin:4042118038、asin:B01914HLHK) アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』(asin:4001140144) アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』(asin:4167912880、asin:B06VWT2MYX) J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』(asin:4

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  • アメリカを代表する経済学者の遺作『ロック経済学』の邦訳が出るぞ - YAMDAS現更新履歴

    yamdas.hatenablog.com 高名な経済学者であるアラン・クルーガーが自殺したのも、その遺作が『ロック経済学』だったのもかなり驚いたものだが、今年の6月に邦訳が出る。 ROCKONOMICS 経済はロックに学べ! 作者:アラン・B・クルーガーダイヤモンド社Amazon ROCKONOMICS 経済はロックに学べ! 作者:アラン・B・クルーガーダイヤモンド社Amazon 発売日が6月9日なのは「ロックの日」を狙ったものだろうか(そんなわけはない)。関係ないが、この日、渋谷陽一の70歳の誕生日だな。 訳者の望月衛さんは、最近ではナシーム・ニコラス・タレブのを多く手がけているが、個人的にはスティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー『ヤバい経済学~悪ガキ教授が世の裏側を探検する』の印象が強い。今回も活気のある翻訳を期待したい。 しかし、このはストリーミング以後の音楽

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  • ワタシが愛する洋楽アルバム100選 - YAMDAS現更新履歴

    ここのみならず Wired Vision ブログのほうにも音楽ネタを書くことがあるわけだが、ワタシ自身がどういう音楽が好きなのか一度まとめておくべきではないかと思い、アルバムを100枚選んでみた。 選択基準としては、1951〜2000年という20世紀後半に発表された洋楽のアルバムから選び、だいたい発表順(録音順)に並べた。20世紀後半に限定しているのは、それ以前の音楽となると聴いた音源の絶対数が圧倒的に少なくなるから、また21世紀以降となると、自分の中で評価が定まっていないものもあるし、それより何よりもワタシ自身急速に現役のロックリスナーでなくなりつつあるというのがある。 またベスト盤などコンピレーションも入れたらキリがないので外させてもらった。ただそのためにベスト盤を愛聴していた人たち(ソウル系に多い)が外れてしまい残念だったが、一部ライブアルバムを選ばせてもらい、ジョン・ケイル(三枚の

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  • 「史上最高の本リスト」をいろんな切り口で知ることができるサイト - YAMDAS現更新履歴

    Boing Boing 経由で James Wallace Harris の「遂に『戦争と平和』を読み終えた――が、それをお勧めできるか?」を読んでいて、The Greatest Books というサイトを知った。 thegreatestbooks.org このサイトは、文執筆時点で129ものブックリストを集計したサイトで、要は「史上最高な」リストのサイトということですね。そのリストは例えば、米アマゾン選定「一生のうちに読むべき100冊」リストや英アマゾン編集者選定「一生のうちに読むべき100冊」リストや Guardian が選ぶ21世紀最高のリストを含むわけだが、その129ものリストをすべて平等に扱っているわけではないようだ。ともかくこのサイトにおける集計によると、「史上最高の(フィクション)」上位20作は以下のようになる。 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(asin:

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  • 太陽光発電の価格がこの10年で9割近く下落しているのに驚く - YAMDAS現更新履歴

    ourworldindata.org 再生エネルギーによる発電に期待しない人は多いに違いない。化石燃料でなく再生エネルギーで電気をまかなえるようになればよいのだが、再生エネルギーは石油や原子力に比べて発電にコストがかかるので、現状では化石燃料への依存は不可避――というのが大方の見方ではないだろうか。 なので、「なぜ再生エネルギーは急速に安くなったのか? グリーンエネルギーの成長がもたらすこのグローバルな機会を利用して我々には何ができるだろう?」と題した記事を見て、その先入観が完全に間違っているのを知って驚いた。 とりあえずこの記事の上から3つ目のグラフを見てほしい。2009年、つまりおよそ10年前の時点でも、太陽光発電の価格は MWh あたり359ドルで、石炭、地熱、原子力、天然ガス、風力などと比べてもダントツで高価だった。ワタシもそうだが、この認識で止まっている人がとても多いのではないだ

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  • Pitchforkのアルバムレビューで10点満点をとったアルバムをまとめてみる - YAMDAS現更新履歴

    [2019年12月6日追記]:公開後、読者から2枚ニルヴァーナのアルバムが該当するのを指摘され、気になって死力を尽くして調べたところさらに12枚、合計14枚増えて、全体で118枚のラインナップに拡大した。これでも抜けがあるだろうし、今後も増えるだろうが、キリがないので追加はここまでとさせていただく。 少し前に柏野雄太さんのツイートで、Steely Danの『Aja』について Pitchfork が10点満点をつけているのを知り、そういえば Pitchfork のアルバムレビューで10点満点をとったアルバムって他にどれがあったんだっけと思った次第である。 一時期は Pitchfork のアルバムレビューで何点以上ないと聴いてもらえないとかいう話があったと記憶するが、そうした神通力はもはやなくなっているだろう。それにもう音楽の聴かれ方がアルバム単位ではなくなったというのもあるが、ワタシ自身は結

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  • Linux Journalの終焉とともに考える、ウェブがインターネット・アーカイブと同義になる恐ろしく悲しい未来 - YAMDAS現更新履歴

    2017年にも終了かという話があった Linux Journal が今度は当に終了とのことである。 1994年の創刊以来、四半世紀にわたり Linux Journal に携わってきたドク・サールズが、その終焉について文章を書いている。彼がもっとも気にしているのは、まさに25年分のアーカイブである Linux Journal のウェブサイトの行方である。 上でリンクしたスラドのストーリーにも「Webサイトも今後数週間のうちに閉鎖される」とあるが、ドク・サールズも、もはや Linux Journal がサブスクリプションベースのデジタル雑誌として存続することは期待していないが、LinuxJournal.com の Drupal ベースのサイト並びにそのアーカイブは残せないものかと訴えている。そして残念ながら、その権限はサールズにはない。 「クールなURIは変わらない」というのも今や昔の話で、

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    masterq
    masterq 2019/08/20
    うーん僕はもうちょっと楽観的な感想をもっていて、書籍であったとしても出版社という経済圏に依存している以上、絶版の危機があるし、実際絶版になっている。アーカイブ取れるだけでも前進では
  • オブジェクト指向プログラミングは1兆ドル規模の大失敗なのか? - YAMDAS現更新履歴

    えーっと、長すぎて、ワタシも全部は読み通せていません。 文章の趣旨はインパクトが強いタイトルの通りで、オブジェクト指向プログラミングは1兆ドル規模の災厄であり、もうオブジェクト指向プログラミング(OOP)の先に進むべき時だよ、ということである。 著者は OOP 批判がセンシティブな話題であること、多くの読者を敵に回すであろうことを認めた上で、OOP はその発明者であるアラン・ケイが思い描いたように実装されればよかったと考えている。で、返す刀で現実の Java や C# の OOP へのアプローチを批判する。 OOP が素の手続き型プログラミングよりも優れているという客観的、公平なエビデンスは存在しないと著者は断言している。 ところどころで「Java は MS-DOS 以来コンピューティング分野に生まれたもっとも悲惨な存在だ」というアラン・ケイの言葉や、「C++ はおぞましい言語だ。だからプ

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  • 100年以上前に書かれた有名なプロテストソング「We Shall Overcome(勝利を我等に)」がようやくパブリックドメイン入り - YAMDAS現更新履歴

    'We Shall Overcome' Overcomes Bogus Copyright Claim -- Officially In The Public Domain | Techdirt 100年以上前に書かれたゴスペルソングであり、1960年代以降、ピート・シーガーやジョーン・バエズといったフォークシンガーによって歌われることで、プロテストソングとして知られるようになる We Shall Overcome(日では「勝利を我等に」の名前で知られる)がパブリックドメイン入りしたというニュースである。 Joan Baez - We shall overcome - YouTube しかし、これはおかしな話である。この曲の作者であるチャールズ・ティンドリーは、1933年、つまり80年以上前に亡くなっている。アメリカの著作権保護期間は、作者の死後70年じゃなかったの? そこでポイントとな

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    masterq
    masterq 2018/02/01
    "「copyfraud」という言葉である。これはイリノイ大学の法学部教授Jason Mazzoneが発明した言葉であり、著作権が既に切れているはずなのに関係者が不当に策を弄することで著作権保護期間を延ばす行為を指す"
  • BSDは死につつある? 一部のセキュリティ研究者はそう考えている - YAMDAS現更新履歴

    Are the BSDs dying? Some security researchers think so | CSO Online 「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」というのがリーナスの法則として知られる経験則だが、BSD 系 Unix OS は、そのソースコードに目を光らせる開発者の目玉が足りてないらしい。 Ilja van Sprundel によると、BSD には容易に115個のカーネルのバグが見つかり(FreeBSD が30、OpenBSD が25、NetBSD が60)、しかもその多くは簡単に解決できる問題とのこと。彼はそのバグ全部をレポートしたのだが、それから半年経ち、その多くが残ったままだったそうだ。 Linux であれば、セキュリティ問題が長期間残ることは少ないのに、BSD はそれと比べて明らかに劣るというのだ。 BSD 系の中では、OpenBSD がセ

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    masterq
    masterq 2018/01/29
    "BSD には容易に115個のカーネルのバグが見つかり(FreeBSD が30、OpenBSD が25、NetBSD が60)"
  • 技術スタートアップを元気付ける2011年のTED講演12選(日本語字幕付) - YAMDAS現更新履歴

    Top 10 TED Talks of 2011 To Inspire Tech Startups こないだもReadWriteWebによる2011年のTED講演10選を紹介したが、こちらは技術スタートアップを元気付ける講演ということで、同じく2011年に公開されたものから選んでいるもののほとんど重複がなかったので日語字幕版を紹介しておく。原文ではトップ10だが、実際には12の動画が選ばれている。 10. サルマン・カーン「ビデオによる教育の再発明」 これだけ上記エントリと重複していたので以下省略。 9. ティム・ハルフォード:試行、錯誤、そして全能感ゆえの固定観念 経済記者のティム・ハルフォードは複雑なシステムを研究して、成功しているシステムにおいて驚くべき相関を見いだしました。それらは試行錯誤から生まれたものなのです。2011 年の TEDGlobal で行われたこの際立った講演で

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  • リチャード・ストールマンの発言がそんなにおかしいか? - YAMDAS現更新履歴

    Why FSF Founder Richard Stallman is Wrong on Steve Jobs リチャード・ストールマンが自身のサイトで、スティーブ・ジョブズの死を受け、彼を愚者を自由から切り離すことを目的とする監獄としてのコンピュータをクールなものにしたパイオニアと呼び、「彼が死んで嬉しいとは言わないが、彼がいなくなって嬉しい」と書いたことについて、すんげー怒っているわけである。 そして、これはフリーソフトウェアを広めるのにも悪影響だとか脅しのように書いているが、この記事の著者は rms を何だと思っているのだろう? ストールマンならそう言うだろうよ。もちろん、それを支持賛同するかはまったく別問題で、スティーブ・ジョブズが考える製品のあるべき姿、ユーザに与えるべき自由についての考えが、ストールマンとまったく相容れないだけの話だろう。 ストールマンは、娘が生まれたばかりの

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    masterq
    masterq 2011/10/11
    こういう人は貴重です。エネルギーの源泉。
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