Chiselとは? Chiselとは、VHDLやVerilog等と同じく、ディジタル回路設計用のハードウェア記述言語(HDL)の一種です(ただし、ハードウェアの設計をアジャイルに行う事を主目的としているので、シミュレーション等の機能は弱い)。Chiselで書かれたコードはVerilogのコードに変換され、そのVerilogコードを使って、FPGAをプログラムしたり、ASICの製造に用います。 有名な用途としては、オープンソースのCPU ISAのRISC-Vの実装でもっとも有名なものの一つのRocket Chipや、GoogleのEdge TPUがあります(講演の動画はこちら) Chiselの文法について知りたい方は、Chisel入門書「Digital Design with Chisel」1章の勉強記録から始まる記事を参照してください。 TD4とは? TD4とは、CPUの創りかたにて、設計
こちらは電子版(PDF)のみの販売のページです。物理本も併せてご希望の方は以下のページよりご購入下さい。 物理本のページ:https://diningyo.booth.pm/items/1718207 ご購入いただくとzipファイルがダウンロード出来ますので、解凍してお読み下さい。 zipファイルには書籍に掲載しているサンプルコード(+α)が含まれていますので、読み進めながらサンプルを動かして試すことが可能です。 現在、サンプルコードについてはgithubにて公開しています。 - https://github.com/diningyo/introductory-guide-to-chisel 何の本なの?RISC-V実装の一つであるRocket ChipやBOOMと言ったCPUの名前と共に、チラホラ目に入る ”Chisel” の文字。 調べてみたけど資料も少なくて、どういう言語かわからない
UCB(University of California, Berkeley)の論文を教えてもらい、読んでみることにした(実際には大量にGoogle翻訳した)。 この論文は"Generating the Next Wave of Custom Silicon"という論文である。 著者から分かる通り、RISC-VとChiselの思いっきり関係者である。 Generating the Next Wave of Custom Silicon Borivoje Nikolić, Elad Alon, Krste Asanović, Electrical Engineering and Computer Sciences, University of California, Berkeley, CA, USA https://ieeexplore.ieee.org/xpl/mostRecentIss
ChiselはScalaをベースにしたハードウェア記述言語で、より高位な記法を使ってハードウェアを設計しようという考え方を持っている。 しかし、どうしてもVerilogを使いたい場合、あるいはある部品は既存のVerilogで記述されたものを使いたいと思うときがある。 例えば、Chiselを使えばメモリも記述することができるが、実際にはSRAMに置き換えたい場合であったり、FPGAで推論しやすくするためにVerilogで書いたモジュールに置き換えたい場合がある。このような場合に、どのようにChiselを記述するのかについて調査した。 ChiselにVerilogを埋め込むためのBlackBoxモジュール ChiselにVerilogを埋め込むための方法は2つ存在する。 ブラックボックスのモジュールを作成し、モジュール内にインラインでVerilogを記述する。 ブラックボックスのモジュールを作
Chiselの勉強を本格的にやっているのだが、教材として良いものを見つけた。Chisel-Bootcampというものだ。 github.com Chiselの基礎から、チュートリアル風に、サンプルを交えながら、途中でExerciseも出てくるのでそれをこなしながら進めていく。 本来はJupyter Notebook上でやるものらしいが、手元にJupyterの環境を作るのが面倒だし、どうせならLinux上で実行できる環境が欲しかったのでCUI上で実行できるリポジトリを作ってそちらで試している。 一応Chapter-1とChapter-2は適当に流してみた。Exerciseもやってみたが分からないものは模範解答を調べてしまったし、最適化も不十分なのであまり優良なコードではないかもしれない。 とはいえ、Chiselをフル活用して回路をデザインするためにはどうしたらよいのかしっかり解説してあるので
森田が紹介するのは CPU をアジャイルの流儀で開発しようと主張する An Agile Approach to Building RISC-V Microprocessors, 向井が紹介するのは Go の次世代バージョン管理システムのデザインを解説した Go & Versioning です。感想などはハッシュタグ #misreading か hello@misreading.chat にお寄せください。 An Agile Approach to Building RISC-V Microprocessors RISC-V RISC-V Foundation | Instruction Set Architecture (ISA) Design of the RISC-V Instruction Set Architecture Intel and the x86 Architecture
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く