高齢化する社会にどのように対処していくかという問題は、高齢化率が比較的高い日本のみならず世界的に注目されています。科学ジャーナルのNatureが日本とインドという高齢化率の高い国を参考に、高齢化社会の問題点などを論じています。 Tackling the crisis of care for older people: lessons from India and Japan https://www.nature.com/articles/d41586-022-00074-x 急速に高齢化する社会でどのように予算を組み、支援を提供するのかということは、政治的に困難な問題です。例えば、2017年にテリーザ・メイ元首相が率いたイギリスの与党・保守党が過半数割れとなった原因について、イギリスのアナリストは「メイ元首相が提案した『認知症税』と呼ばれる社会的ケアの改革が原因」と分析しているほか、202
健康診断や人間ドックなど、健康ライフを送るために受けたほうがよさそうな検査はいろいろありますが、ボクが最近、気になって仕方ないのが「遺伝子検査」。 テレビCMなどでもときどき見かけますが、いわゆるDNAを分析して、生まれつきの体質や、かかりやすい病気などがわかる検査なんだとか。何というか……未来! しかし遺伝子を検査するなんて、注射して血を採ったり、いろいろと面倒なんじゃないでしょうか? 自宅でできる遺伝子検査キット!? 採取は簡単
JINSEI STORIES 滞仏日記「フランス人はゴーンさんをこう見ている」 Posted on 2020/01/06 辻 仁成 作家 パリ 今日はイランとアメリカの緊迫した状況が気になり家でずっとテレビを見ていた。するとカルロス・ゴーンさんについての特集番組があった。その中に「風を読む(風の中)」という辛口批評人気番組があり、それがかなり的を得ていて面白かった。その説明の前に、まず、ネット新聞各紙のコメント欄の、一般のフランス人の反応をご紹介しよう。とくに今回のような歴史的ストライキをやっている労働者たちは当然、大金持ちのゴーンさんを敵視しているし、けっこう罵っている。ゴーンさんを肯定的に捉えているフランス人はほとんどいなかったし、代表的な意見としては、特権階級の一部の人間の悪いモデルで許せるものではない、というものだった。で、この「風を読む」でも、周囲の反対を押し切って(丸め込んで)
毎年3月に発表される国連の世界幸福度ランキング(World Happiness Report 2019)。0から10までの11段階で国別幸福度(156カ国)が示されています。 2018年は、54位だった日本。2019年は何位だったかご存知ですか? そう、昨年のランキングでは過去最低の58位となってしまいました。 2019年の世界幸福度ランキングは、こんな順位になっています。<()内は幸福度スコア> 1位 フィンランド(7.769) 2位 デンマーク(7.600) 3位 ノルウェー(7.554) 4位 アイスランド(7.494) 5位 オランダ(7.488) ・・・ 15位 イギリス(7.054) 17位 ドイツ(6.985) 19位 アメリカ(6.892) 54位 韓国(5.895) 58位 日本(5.886) 93位 中国(5.191) ※ 私が住む「フィジー」は調査対象外のため順位なし
はじめに 私はノーテンキな進歩主義者です。人類は少しずつ、一進一退を繰り返しながらも精神面で進歩し続けていると固く信じています。その根拠の一つは、街中で歩きたばこや立小便や痰吐きなどの下品な行為を見かけることが減った、というような日常の些細な感覚です。そして最大の根拠は、「命が大事にされるようになったこと」です。具体的に数値で見ると、日本における殺人事件は減り続けています。 参考:平成12年版 警察白書 平成29年版 犯罪白書 日本人は長い年月を経て、命を大事にするようになりました。言い換えれば、昔の日本人は命を大事にしない蛮族であったということです。平然と殺し合いをしていました。歴史家の言葉を引用します。 光源氏が王朝時代の貴公子の理想像であることについて、これまでのところ、その優れた容姿や豊かな才能などが取り沙汰されるのが普通であった。だが、実のところは、理不尽な暴力事件を起こさないと
人が人を「不良品」なんて言ってはいけない。『ワイドナショー』での松本人志さんの発言のことだ。強い言葉に酔うのはやめよう。論旨に理解できるところがあっても、それだけで全てが無効化されてしまう。なぜ人を不良品として扱ってはいけないのかについて書きたい。 かつて日本には「優生保護法」という法律が存在した。1940年に制定された国民優生法が戦後改められ、1948年に優生保護法として施行された。優生を保護するために行われたのは、もちろん劣性の排除。遺伝性と思われる精神疾患、身体疾患に対し、強制的な中絶や不妊手術「優生手術」を行った。まさしく人を不良品扱いした法律だ。もちろん、うちの子と同じ難聴や聾の人たちにもこの優生手術が行われた。 この法律は1996年まで存在していたという。たかだか20数年前。ひどい話だな、と思うかもしれないけれど、もっと驚くのは、この旧優生保護法に違憲判決が出たの今年の5月なこ
http://blog.yuryu.jp/2012/05/blog-post.html この記事でパナソニックを退職した話を見たので。 微妙に現状と違うところがあったので、ちょっと書いてみます。 当時とは状況も違うしね。 お前は誰だパナソニックに勤務するメカ屋です。 学歴は偏差値55程度の東北の駅弁国立大出身。 同期はMARCH以上がデフォなので、少数派だと思う。 といっても、〇芝や〇菱と違って学閥は感じられないのでほとんど影響はないんだと思う。 学部生は、主務昇進前の同期横並びになってる時期は、院卒の2年遅れ。 あとは様々。実力(いつ昇格研修に推薦されるか)次第 年収・残業についてお賃金は昨年(入社5年目時点)で600万円ちょいでした。 入社3年目くらいまでは夜10時くらいまで働くことも多かったけど、働き方改革の旗印のもと、8時以降の残業が禁止になり、定時日が週1設定され、 40時/月以
阪急電車の企画「ハタコトレイン」の中吊り広告が話題…というか炎上している。 働く人を応援する趣旨で掲載された「はたらく言葉たち」の内容が、大衆感覚にそぐわないというのだ。 50万もらって生きがいのない生活 阪急電鉄広報部の発表によると、「はたらく言葉たち」は全部で80パターンくらいあるという。中でも、ネットでやり玉に挙がっていたのは次の一節だ。 毎月50万円もらって毎日生き甲斐(がい)のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。 作者は80代の研究者とある。この世代が現役だった頃の給与水準は、確かにそんなもんだろう。しかし今の給与体系から言えば恵まれた待遇だという意見も判る。 しかし本稿では、この給与額の妥当性についてジャッジするつもりはない。全ての言葉は、文脈から切り離された瞬間に原義を失うからだ。 昭和の企業体質 「ブラック企業」「や
Type your search terms above and press return to see the search results. 先月書いたこんな記事。「ハードシングスとメンタルヘルス」ちょっと前くらいから、このプロジェクトを進め始めていました。 本屋に並ぶ本も、SNSのタイムラインも、起業を含めて「挑戦」「行動」ばかりをうながす、煽る言葉に満ち溢れています。もちろん挑戦者は尊い。でも。夢が叶った一部の成功者の声ばかりが世には出るものの、叶わなかった、途中で挫折した、大多数の挑戦者の声はいったいどこへ。誰が拾い上げるのか。 挑戦を煽る一方、失敗した時は自己責任。それではあまりにも、社会として、生態系として、不健全だと思います。「失敗に寛容な世界を」とは良く聞く言葉ですが、挑戦をうながすことと、セーフティネットは表裏一体、セットであるべきだと思います。それが出来て初めて、挑戦
就職失敗で自殺する大学生が1000人を超えたらしい。 (2018年4月17日追記: 数字が不正確でしたので訂正の上お詫びいたします。2013年執筆当時に参照したデータとして、正しくは「大学生らの自殺、初の1000人突破、就職失敗による自殺者は150人」です。平成23年度 内閣府公表 警察庁「自殺統計」および、産経新聞記事より参照) 悲し過ぎる。80社に申し込んでダメだったら人格全否定されてる気にもなるだろ。雇用情勢がどうとかじゃなく、就活しない生き方をみんなに知って欲しい…死ぬほどのことじゃない。 就活という同調圧力の中で、追い詰められて、絶望し、死を選ぶ。もはや自殺では無く他殺。悲し過ぎる。就活に悩む子に、それでも頑張れ、なんて僕は言えない。就職なんてしなくても死にはしないよ。休学でもニートでも何でもいい、逃げて自ら余白を作らないと、追い詰められて人は簡単に死んでしまう。 終身雇用も年功
和田 昭允(わだ あきよし、1929年(昭和4年)6月28日 - )は、日本の生物物理学者。東京大学名誉教授。 理化学研究所名誉研究員。お茶の水女子大学名誉学友。紫綬褒章・勲二等瑞宝章受章。 現在:横浜サイエンスフロンティア高等学校スーパーアドバイザー。学校法人順正学園理事、伊藤科学振興会理事、グルー・バンクロフト基金評議員、かずさDNA研究所評議員、ロッテ財団評議員。[いつ?] 東京府赤坂生まれ。和田小六・春子の長男、木戸孝允の義理の曾孫、山尾庸三の曾孫、吉川重吉の孫、木戸幸一の甥、都留重人の義弟。妻・幸子(さちこ 1937年(昭和12年)7月21日 - 2014年(平成26年)5月2日、76歳没)は元・延岡藩主内藤政挙の孫。長男の和田昭久は日本電気シニアエキスパート、NECドローン開発者。次男の和田昭英は神戸大学教授[1]。 生命現象の諸過程における“物理”の側面を切り出し、生命の分子
鉈(なた)や鎌などの農具・包丁を鍛造する「土佐打刃物」は、「土佐和紙」と並んで有名な高知県の伝統工芸品です。しかし、林野庁によると日本の林業従事者は年々減少しており、それにともなって土佐打刃物の鉈や鎌の需要も減りつつあります。そんな中、高知県で土佐打刃物の伝統を守り続ける鍛冶屋と、その鍛冶屋に弟子入りを志願した若者を、Great Big Storyがムービーで紹介しています。 The Ancient Art of Forging Japanese Knives - YouTube 土佐打刃物は江戸初期から伝わる伝統的な刃物で、刀などの武器ではなく、包丁や農具が主に作られてきました。 この立派な鉈も、土佐打刃物です。高知県で林業を営む人の多くが、土佐打刃物の鉈や鎌を愛用しているとのこと。 「日本最後の清流」と名高い四万十川が流れる、高知県高岡郡四万十町十川。 この十川にたった一軒だけ残る鍛冶
夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子よつばと、とーちゃんの親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来たらしい不思議な女の子を、はじめて体験する出来事が毎日たくさん待っている。その日から始まる、よつばに振り回される周りの人達との日常を描いたハートフルコメディ。 小岩井 よつば(こいわい よつば) 本作の主人公。緑髪を後ろに4つ束ねた髪型が特徴。いつも元気で自由奔放な女の子。自由奔放であるが故にデパートの自転車売場で子供用自転車を乗り回したり、家具売場のベッドで寝てしまう等子供らしい突拍子のない行動で葉介を困らせる事もある。どんなことにでも全力で接し、大人が気付かないような小さな出来事にも面白さや感動を見出す。年齢は5歳だが、本人は6歳だと勘違いしていた。なお、誕生日は不明だが第104話でランドセルを購入しており、来年度から小学生になる。幼稚園や保育園には通っていない。葉介曰く「南の
経済評論家。1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事。2005年に銀行を退職し、久留米大学に移る。2022年に大学を定年退職となり、現職。著書は『経済暴論: 誰も言わなかった「社会とマネー」の奇怪な正体』(河出書房新社)など、多数。 重要ニュース解説「今を読む」 めまぐるしく変化する世の中で、あふれる情報に付いていくだけでも大変だ。そこで、押さえておきたい重要ニュースを日本興業銀行(元みずほ銀行)の調査部出身で久留米大学商学部教授の塚崎公義さんに分かりやすく解説してもらう。 バックナンバー一覧 長い間、不況に苦しめられた日本経済は、ここにきて少子高齢化による労働力不足で「黄金時代」に突入したと言える。そう結論するに至った理由について考察してみることにする。(久留米大学商学部教授 塚崎公義) 景気低迷時の諸悪の根源は失業 バブルが崩壊してから
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