国連大使公邸での和食レセプションで、「モダンすし」をほおばり笑顔の安倍晋三首相(中央)(27日午後7時25分、ニューヨークで)=代表撮影 【ニューヨーク=高橋勝己】安倍首相は国連総会出席のため滞在中の米ニューヨークで、各国首脳や企業関係者らに日本経済や日本食の売り込みに奔走した。 27日夜(日本時間28日午前)には、国連代表部大使公邸であった和食の魅力を発信する政府主催のイベントに法被姿で現れた。すしなどの和食が並んだ会場には、モンゴルやインドネシアの首脳級ら計250人が詰めかける盛況ぶり。首相が「たくさんの方に集まっていただき、法被を着てハッピー」と冗談を飛ばす場面もあった。 28日朝(同28日夜)には米企業向けの対日投資セミナーに出席し、日本が「世界で最もビジネスしやすい国」を目指していると訴える。法人実効税率を数年で20%台まで引き下げ、政府系金融機関による受け入れ態勢の整備を進める