韓国・中国・日本の3国で摩擦を生んでいる「歴史歪曲」問題が2012年に新設される高校2・3年生用の「東アジア史」教科書に掲載される。 日本の独島(日本名竹島)領有権主張と侵略戦争美化、中国の東北工程プロジェクト(高句麗・渤海の歴史を中国の歴史に編入しようとする企図)などが独立した単元として扱われる予定だ。現行の「国史(韓国史)」や地理の教科書などでは、独島や日本軍「慰安婦」問題を簡単に扱うだけにとどまっている。 教育人的資源部は6日、「東アジア史」教科書がどのようなテーマを扱うのかを記した「教育課程試案」を作成したと発表した。この試案は教科書執筆の方向性を示すもので、細かい内容は記されていない。今後、さらに検討を重ねた上で最終案を確定し、2010年から各出版社で具体的な執筆作業が始まる予定だ。 試案によれば、選択科目である「東アジア史」は先史時代から現代まで6つの単元に区分して記述す