外務省が無料メールを業務使用=民主「機密管理に問題」 外務省の上月豊久官房長は18日の参院予算委員会で、無料でアドレスを取得できる「フリーメール」を同省職員が一部で業務使用していることを明らかにした。政府は業務でフリーメールを使わない統一基準を定めており、民主党の大久保勉氏は「機密管理上、問題が出てくる可能性がある」と指摘、実態調査を求めた。 予算委で上月氏は、外務省職員が使う正規のアドレスでは、フリーメールで送られた外部関係者の連絡をセキュリティー上の理由で排除してしまうケースがあると説明。海外の邦人への安全情報の提供など「やむを得ない」場合は、使用を認めていると答弁した。 政府が予算委に提出した資料によると、外務省のネットワークから米検索大手グーグルのフリーメール「Gメール」に接続した件数が、直近の1カ月間で7148件に上った。これに関して岸田文雄外相は予算委で、「メールで機密情