米グーグルで製品管理を担当するジョナサン・ローゼンバーグ上級副社長の「The Meaning of Open」(オープンの意味)という記事を読んでいただきたい。これは素晴らしい論文だ。しかし読むに当たっては、多少の予備知識も必要だ。 まず、グーグルは多数のソフトウェアをオープンソースにしている。ローゼンバーグ氏によると、グーグルは世界最大のオープンソースコントリビューターであり、800以上のプロジェクトを通じて全部で2000万行以上のコードをオープンソースとして提供しているという。 グーグルは、Android(モバイルOS)、Chrome(Webブラウザ)、Chrome OS、Google Wave、Google Gearsなど数多くの技術に関連したコードをApacheに寄贈した(ただしAndroidについては、グーグルはもう少しオープンであるべきだという指摘もある)。 また同社は12月4