「Chat GPT(チャットGPT)」に代表される対話型AI(人工知能)の進化は、インターネットの登場以来のインパクトとも言われている。AIを使った小説で、日本の文学賞に入選した男性はこの新技術を「人間の能力を拡張するサイボーグのようなもの」と表現する。【安藤龍朗】 執筆プログラムを自作 2013年に創設された「星新一賞」(日本経済新聞社主催)は、農芸化学を学んだ理系作家の星新一にちなみ、理系的発想からうまれた短編作品を募集。AIなどを「斬新な発想やイノベーションを生み出すもの」と位置づけ、人間以外が執筆した作品も受け付けている。 「葦沢かもめ」のペンネームで活動する男性は、「あなたはそこにいますか?」でAIを利用した作品として初めて、22年の一般部門優秀賞を受賞した。 創作に使ったのは、米ベンチャー企業「オープンAI」が開発したAI「GPT―2」。プログラミングの知識がなくても自然な文章
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