箱根湯本の老舗和菓子屋「ちもと」は好きな店の一つ。 ここの名物「湯もち」は面白い。 最初にこれを食べたとき、その食感に違和感を感じた。 竹皮に包まれた純和風・・・のはずが食感が不思議だった。 餅というより、まるでマシュマロ。 メレンゲの香りもする。 あまりに柔らかな白玉餅で、中に点々と小さな短冊状の本煉り羊羹が練り込まれていた。 ふわふわの角型に餅粉がたっぷりかかっていて、ビジュアル的にも悪くない。 和菓子のはずが、どこかフランスの香りすらする。 これが「箱根ちもと」のオリジナルと知って、人気の秘密を探りたくなった。 久しぶりに箱根で買い求めた。1個220円(税別)と安くはない。 上質の白玉粉に砂糖を加え、それを練りに練り、そこに卵白も加えているようだ。 柚子(ゆず)の香りもほのかに漂う。 短冊状の本煉り羊羹もほどよい甘さで、小豆のいい風味がしっかりと潜んでいる。 不思議なバランス。 「箱
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