【衝撃事件の核心】公判ストップで勾留16年…なぜ「強盗殺人犯」に判決が出ないのか (1/5ページ) 2009.5.4 13:00 平成5年に強盗殺人罪で逮捕された男性被告は、この千葉地裁松戸支部で7回の公判に臨んだが、受け答えもままならず、1度も判決が出ないまま勾留が16年以上に及んでいる=千葉県松戸市 平成4年に知人の男性を殺害して現金を奪ったとして、強盗殺人罪で起訴されながら、判決が出ないまま16年以上にわたって拘置施設に勾留(こうりゅう)され続けている被告の男(48)がいる。精神疾患により公判がストップしているためで、司法関係者は「これほど長期の勾留は聞いたことがない」と驚きを隠さない。「重大犯罪」と「精神疾患」のはざまに揺れる特殊なケースといえるが、裁判員制度を控え、あなたならどう考える? 精神鑑定4回…鎮静剤打って公判へ 起訴状などによると、事件は平成4年10月10日午前3時半