大阪・ミナミのカジノバーで客に賭博行為をさせたとして、大阪府警保安課は31日、賭博開帳図利の疑いで、NPO法人「日本ポーカー協会」(東京)理事の三久保城司容疑者(55)=大阪府東大阪市永和=と大阪市中央区道頓堀のカジノバー「Giji Casi(ギジカジ)」の経営者、中井哉真人(やまと)容疑者(29)=大阪市浪速区幸町=ら男女10人を逮捕したと発表した。 10人の逮捕容疑はギジカジと大阪市中央区宗右衛門町のカジノバー「レイズ」に賭博場を開設し、客に賭博をさせて利益を得るなどしたとしている。両店の客11人も賭博容疑で逮捕されている。 同課によると客の獲得したチップ分をバー側が協会名義の口座に送金。三久保容疑者が現金を客の口座に振り込んでいたという。同課は協会が組織的に関与している可能性を視野に捜査している。