三井物産が「キャリア採用」で過去最大の約60人に内定を出し、 その応募倍率が100倍にも達した。 長引く不況の中でも、突出した高給ぶりが人気の理由のようだ。 「三井物産と結婚したい」 アエラの2012年9月24日号は、結婚したい会社の特集でそんな大見出しを立てた。記事を見ると、女性が結婚したい会社として、トップの物産を始め大手商社がベスト3を占めている。 そんな情勢を反映したかのように、三井物産が7月にサイト上でキャリア採用の告知をしたところ、なんと8000人もが登録した。報道室によると、うち5600人が応募し、最終的に例年の3倍もの60人近くが内定を勝ち取った。 それでも、倍率にすれば、100倍ほどの狭き門ということになる。 内定者の出身は、外資系コンサル、金融、メーカー、マスコミなど幅広く、30代を中心に24~41歳までだ。 そのうち、外国人は約1割を占め、年々割合が増えてきている。