差別の国 ベネズエラ★旅行大通り★ベネズエラ中南米の国々を旅行していると、人懐っこくて友好的な人が多いことに気づく。僕も旅行中に何度も親切な方に出会い、時には食事をご馳走していただいたり、家に泊めてもらったりしたこともある。彼らのご好意に甘えすぎることはよくないとは思っているのだが、見知らぬ土地で不安になっている中で地元の方に親切にされると、その国の印象がぐっとよくなるものだ。 しかし例外も存在する。ベネズエラである（正確に言うとコスタリカの一部の地域も含まれる）。ベネズエラの人々は明らかにアジア人、特に中国人を軽蔑している。中国人に顔が似ている日本人も当然差別的な扱いを受ける。 僕に向かって「チーノ・チーノ（中国人・中国人）」と連呼される程度なら、他の中南米諸国でもよくあることなので気にもならないが、ベネズエラ人が連呼する「チーノ・チーノ」は声を荒げたりして明らかに悪意が満ちているのである。 それだけではない。僕は首都カラカスでそ
