セルビア首都ベオグラードで、月明かりに浮かぶカップル(2004年7月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/KOCA SULEJMANOVIC 【12月21日 AFP】進化の観点から言えば、有性生殖はいずれ消失してしまうように思えるかもしれない。自然界にも存在する無性生殖と比べれば、時間と労力の大変な「無駄」だ。 例えば羽づくろいしたクジャクは、トラや野犬の格好の餌食になるのに雌の前で気取って歩く。たとえ捕食者がいなくても、有性生殖とそれに伴う儀式は危険を伴う。一方で、ヒトデやバナナなど、無性生殖や単為結果によって子孫や実を残す動植物もある。コモドオオトカゲなどはどちらも行う。 端的に言えば、雄が関与しない無性生殖の方が速くて楽だ。それでも、動植物が次世代に遺伝子を伝え、種の生存を確保するのに今も圧倒的に多く使われる手段が有性生殖であることには変わりはない。 英スコットランド(Scotland
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