ハリウッド映画のテーマパークとして、2001年に誕生したユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)。米国ユニバーサル・スタジオの海外進出第1号として造られた。 初年度の入場者数は1100万人を数え、世界でもオープンから最も速いペースで1000万人を突破したテーマパークとして、華々しいデビューを飾った。しかしながら、2年目は700万人台へと大幅に落ち込み、多少回復した年もあったが、おおむね800万人台で推移。2009年には日本経済のデフレが深刻化する中、過去最低の700万人台前半にまで落ち込んでいた。 この不振に陥っていたUSJをV字回復に導いた立役者が、運営会社のユー・エス・ジェイを今年1月に退社した森岡毅執行役員・CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)である。 森岡氏がUSJに入社したのは、2010年6月。以降の入場者数の回復は目覚ましく、13年には初年度以来の1000万人に到達。
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