「日経情報ストラテジー」「日経アドバンテージ」(ともに日経BP社)などの編集長を経て2005年に独立してフリーに。経済産業省IT経営応援隊「IT経営百選」選考委員会委員長などを歴任。事業創造大学院大学の客員教授も務める。 DOL特別レポートSPECIAL 注目企業や産業など、幅広いテーマを扱うDOL特別レポートのスペシャル版 バックナンバー一覧 中堅企業が選択と集中によって競争を勝ち抜くために、データ分析が必要なことを前回述べた。その際に最も重要な要素は何か。売り上げ、利益、経費など見るべき項目は山ほどある。しかし、じつはどの項目をどう見るかという技術的なことよりも、データ分析を問題解決に積極的に活用する企業風土の形成がポイントとなる。それには経営トップが率先してデータ分析を奨励したり、自らも活用に取り組む行動が重要となる。それによって、データを活用しようという機運が一気に高まるからだ。