まだ母親のお腹の中にいる頃、我々にも尻尾があった。 全ての哺乳類は子宮にいる間に尻尾を獲得していくのだが、人間だけは極めて稀なケースを除いて、尻尾を胎児の段階で無くしてしまうのだ。尾てい骨というのはその名残であり、貴方の先祖に尻尾がついていたという証拠なのである。 2.第三のまぶた 我々の目の涙腺のすぐ横の目頭には第三のまぶたの名残があるという。 多くの爬虫類や鳥類、そして少数の哺乳類は第三のまぶたと言われる「瞬膜」を持っている。瞬膜はまぶたから水平方向に動く半透明の膜であり、眼球に水分を補給し、異物から眼球を保護する役割を持っている。現在、人間の身体にある瞬膜は眼球の水分を絶えず交換する為に水分を涙管へと送る役割を担っている。 3.親しらず 親不知に苦しめられいる人も多いだろう。 この最後に生えてくる奥歯は、私たちがまだ顎の大きかった原始時代に、木の実等を噛み砕く為に使われていたのではな