今回は、いつも以上にわけのわからない話をしようと思うので、お忙しい方は回れ右をおすすめします。しかも私自身あまり理解していないので、なんか解釈を誤っている可能性があります。 ユクスキュルのダニ ユクスキュル[1864-1944]という人はエストニア生まれの理論生物学者で、〈環世界〉という概念を考え出した人として知られているようです。この〈環世界〉という概念が最近の私はとても気になっていて、今日の私は早い話がこの〈環世界〉の話をしたいだけなんですけども、これを語るときに出てくる動物が〈ダニ〉、正確にいうとマダニです。 マダニのメスは交尾を終えると、森や林にある適当な木の枝によじのぼって、木の枝の下を哺乳類が通りすぎるのを待ちます。哺乳類を察知したら枝から飛び降り、皮膚にはりついてその生き血を吸います。 ただしここで疑問に思うのは、このマダニっていう生き物は、目も見えなければ耳も聞こえないとい
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