これは、「マスコミを通して見ていることと」、「見られている人たちが見て感じている世界」とは異なっている事例です。 「震災地をそうでないところの人が見る場合」も、「そうでないところの様子を震災地の人が見る場合」も、相互にマスコミを通すことで歪曲した印象を持ってしまっていることに、これを読むと気づきます。(中村景子) 以下、仙台市内に住む方からのメールです。 震災から一週間ですが、何となく生活に慣れてきた感があります。モノがあふれた生活から一瞬にしてモノ不足の世界に変わってしまいましたが、家族は元気ですし、食料も水も確保出来ているので特段の不便はありません。 現時点で感じている雑感ですが、「地震」被害、「津波」被害、「原発」被害の三つは別物です。報道は、津波と原発に集中しており、これでもかと悲惨な画像が流されていますが、地震被害だけの地域に関してはそれほどでもありません。実際、津波被害の地域の