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ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (37)

  • 「文章書けない」問題を抱える子供たち(ディスグラフィア) - michikaifu’s diary

    こんな話を読み、人ごととは思えないので、少々言及しておきたい。 兄が死んだ | Tokyo O life ? ずばぴたテック このお兄さんの人生が、幸せだったかどうかは余人にはわからない。しかし、お母さんの立場から見れば、数学では天才的な才能があるのに、文章が書けないというだけで、夢をかなえられなかった息子に対し、なんとも複雑な悲しい思いを抱いていたことだろう。 このブログで何度か書いているように、ウチの息子は二人とも、学習困難を抱えている。今や「学習障害」というほどの障害ではなくなったが、単なる「精神論」ではなく、「サイエンス」の角度から見て欲しいので、このタグで書いている。(念のため・・我が家はアメリカ在住です)上の息子は、小学校低学年の頃、この記事のお兄さんほど「天才的」ではないが、他はそこそこなのに読み書きだけが決定的にダメだった。ビジョン・セラピーで「読む」ほうはだいぶよくなった

    「文章書けない」問題を抱える子供たち(ディスグラフィア) - michikaifu’s diary
  • 主婦が欲しいのは、「メイド」じゃなくて「執事」(または「秘書」) - michikaifu’s diary

    いや違う、秋葉原の喫茶の話ではない。昨日、パナソニックのスマート家電戦略として、「洗剤や柔軟剤を入れる量が自動的にスマホでわかるスマート洗濯機」という記事にツイッターで「アホかいな」とツッコミを入れたら、けっこう私と同じように感じた人が多かったらしいので、勇気をもってこの話を蒸し返したい。 パナソニックのスマート家電をシリコンバレー在住者たちがコキおろしていた - Togetter 振り返ってみると、このブログでこ「家事の一番のペイン・ポイントは、肉体労働ではなくマネージメントである」という話を最初に書いたのはもう2007年と大昔の話。 父の日雑感 - マネージメントとしてのお父さん、お母さん - Tech Mom from Silicon Valley だいたい、家事とか育児とかいう言葉が間違いの元。このタグのように「家庭経営」というべきなんだろう。主婦の最大のタスクは、家事でも育児でも

    主婦が欲しいのは、「メイド」じゃなくて「執事」(または「秘書」) - michikaifu’s diary
  •  息子に学ぶ米国史:南北戦争で北が勝ったワケ - michikaifu’s diary

    老いては子に従え、ということで、米国史を「自国の歴史」として学んでいる息子たちから、ときどき目からウロコの話が聞けて面白い。 飯をいながら、小学生のほうに「電報とは何か」ということを説明していたら、高校生のほうが、「そうそう、南北戦争で北軍が勝ったのは電報のおかげなんだよ」と口をはさんできた。 南北戦争というと、「奴隷解放」の美談になってしまいがちだが、実のところ「近代工業経済」vs.「旧型農業経済」の間の軋轢であったことは皆様ご存知のとおり。で、工業経済だった北軍は、その力を駆使して「鉄道」と「電報」のインフラをがんがん敷設したのに対し、南は鉄道も電報回線(当時、電報はまだケーブルで送信していて、無線電報はなかった)も少なく、あっても北軍のスパイがケーブルをスプライスして盗聴しており、情報はダダ漏れだったのだそうだ。鉄道の人員・物資の輸送力については説明の必要もないだろう。南軍は自分で

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  • 大阪維新の会 トンデモ条例案の黒幕 - Tech Mom from Silicon Valley

    今朝から、わがツイッターのタイムラインがこの条例案なるものへのすごい批判の嵐でいっぱいになっている。大阪維新の会自体についてはあまり知見がなく、政治的な評価などの意見は私は全くもっていないが、この条例案祭りが、ツイッター以外の場所にあまり出ていないようなので、少々ツイッターを深読みしてみた。 条例案は下記参照。あまり長くないので、ご興味のある方はまずは見てほしい。「これって虚構新聞でしょ」というツイートが的を射ている。気でこんなことを公の場で言う人がいるのかと驚いた。ツッコミどころが多すぎる。 大阪市・家庭教育支援条例 (案) ――― 全条文 (前文、1〜23条) 特に私の周囲で批判が多いのが、第4章第15条。 乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防

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  • 平清盛と「ソーシャルTV」の陰謀論 - michikaifu’s diary

    こんな記事を見つけたので、またまた「平清盛ヲタ」の私が湧いて来ましたよ。 朝日新聞『平清盛』記事へのコメントに関して - 春日太一の「雪中行軍な人生」 私は研究家でも評論家でもなく、ここに書くのは完全に根拠のない勝手な自分の想像話であることを最初に断っておく。 上記の筆者が書いているように、確かに平清盛ドラマの「画面の情報量」がハンパでない、ということを最近になって私も理解した。上記では「ハイビジョン」による画面の質のことを主に話しているが、ここで言っているのは、脚の中に埋め込んであるお話の情報量のこと。時代劇では「史実と違う」という批判がよく出るのだが、ここでは逆に、「いかにもありえない創作の場面なのだが、実は史実がたくさん埋め込んである」ということに気がついたのだ。 例えば、お話が「源氏編」に移るときの信号として、源氏屋敷のペットである猿が最初に映し出されることが多く、これは私は「源

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  • 質問力は大事だと思う - michikaifu’s diary

    昨日、日経ビジネスオンラインの「なでしこ報道」への違和感についての記事に非常に同感したのでツイートしたら、すごい勢いでRTされ、私史上最大のtrending topicになってしまって驚愕した。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110726/221679/?rt=nocnt 単なるツイートではなく、日経ビジネスオンライン画面のツイート・ボタンから吐き出したので、同サイトのRTまとめ経由で読まれたのだろう。面白い現象だった。 まぁなにしろ、プロフェッショナルの女性に対するこういう目(男性から、だけではなく、多くの女性も同様の価値観を持っている)についての感想は記事を読んでいただければ、私は全く同感である。(ちなみに私自身は、すでにこの歳に至ったので、くだらんことを聞いてくる輩もなく、超然とできているのでありがたい。年をとるという

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  • をじさま方には陣笠を - michikaifu’s diary

    今回の私の日経ビジネスオンライン記事は、おかげさまでアクセスランキング上位に入れていただきました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110607/220527/?P=1 で、そのランキングトップだったのが、「スーパークールビズ」のおはなし。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110609/220635/?P=1 この記事に関して、私のFacebook仲間が 「一歩進んで、男性向けにも日傘をお勧めしたい」 というコメントを書いた。帽子よりも広い影を作る日傘は暑さよけには効果が高い。それは一理ある。でも多分日傘ではをじさま方には抵抗があるだろう。日傘を持つのは手がふさがって面倒でもある。 それで、私は代替案を出した。 「それならば、

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  • ハイチにおける日本の不在について - michikaifu’s diary

    前のエントリーにも書いたように、アメリカは大幅にハイチに援助をしているが、それだけでなく、ほかの国からの国際救援活動についても、ここ数日、当地では派手に報道されている。米大陸の近隣諸国と、欧州主要国だけでなく、中国台湾が競争でレスキュー部隊を派遣しているのが、映像や写真でも報道されている。その政治的な意図については、あちこちで書かれているので省略する。 それに比べ、日は全く米国メディアで言及されていない。日のメディアでも扱いは小さく、被害についての報道だけで、日の関与については最近まで報道されていなかった。(ようやく、救援部隊が着いたという報道が出たらしいが)されていなくても、きちんとやることはやってるんだろう、と半ば希望的観測として信じていた。インドネシアの津波のときも、9/11のテロのときも、それなりに迅速に対応して人も派遣されていた。だから、たとえ政権党がなんであっても、やる

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    memoclip
    memoclip 2010/01/17
    倒壊した建物の中で生き残ってた人も、今はもう絶望的だろう。派遣されていれば助かった命があっただろうと思うと残念です。
  • オーディオブックが効いた! - 学習障害と英語の勉強への参考 - michikaifu’s diary

    しばらくアップデートしていなかったが、8歳の我が家の次男坊Tは、引き続き学校で困難を抱えている。何がどう、というのがはっきりピンポイントできない「困難」なのだけれど、2歳の保育園のときから、ずーっと担任の先生の手に余っている。とにかく、団体行動に参加しない、課題を出されてもやらない、呼びかけても答えない、集中しない、ガタガタする、床に寝てしまう、机の下や部屋の隅に隠れてしまう、突然怒り出す・・・ADHDというのとも違うし、アスペルガーもちょっと疑っているけれど、それも違うかもしれない。 上の子Sの「困難」も、いろいろ試行錯誤の挙句、「ビジョン・セラピー」のおかげで基的なところを克服できた。(詳細は「視覚発達障害」カテゴリー参照)それで、弟のTもビジョン・セラピーをやったが、あまり劇的な回復は見られなかった。音にやたら敏感で、聴覚処理の問題もあると指摘され、その一部である「ハイパーアキュー

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  • 「日本って、フランスとかスペインとかみたいな」という感じ - michikaifu’s diary

    この休暇中、日でとある友人と話したときに、改めてこんなことを聞かれた。 「アメリカ人から見て、日って相変わらずエキゾチックなところなんでしょうかね?ぶっちゃけ、どんな感じなんですか?」 休暇突入前、ブログのコメントで散々叩かれるケースが続いたが、そのひとつが「日はもうダメ」論争。私自身はこの中ではのらりくらり作戦で対処したつもりだったのだけど、「シリコンバレー在住コンサルタント」軍団の一人としてそれなりに火の粉を浴びたわけだ。それで、叩かれた以降沈黙する中で少々考えていたことともちょうど合う質問でもあったので、私は即座に答えた。 私「例えばフランスあたりみたいな、そんな感じじゃないですかね。ま、私的なおおざっぱな言い方ですけど。」 友「え?そんなにいいイメージなんですか?」 私「いいかどうかはわかりませんけどねぇ。とにかく、英語は通じなくて、カルチャーや歴史アメリカと違う見所があっ

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  • 世界は何色に見えているのだろう - michikaifu’s diary

    こんなはてブ人気エントリーを見つけて、昔のことを思い出した。 目の見えない人に「青」という色を説明しなさい【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】 30年以上も昔の話になるが、私が初めて交換留学生としてアメリカに来たときのこと。田舎町だったのでアジア人は全くおらず、基的には白人ばかり。ホストファミリーのお父さんはイタリア系だったので茶色の目だったが、お母さんはアイルランド系で、私と一番歳の近かったホストシスターも、緑と灰色が混ざった「アイリッシュの目」を受け継いでいた。 彼女の目をある日つくづく眺めながら、「この目で見たら、世界はどんな色に見えるんだろうか?」「私が緑色のサングラスをかけているような色に見えるんだろうか?」と不思議に思った記憶がある。 でも、考えてみれば、彼女の立場で考えれば、彼女に見えている世界が普通なのであって、私の目を見たら「黒いサングラスをかけているよ

    世界は何色に見えているのだろう - michikaifu’s diary
  • 日本のネットも、そんなに捨てたもんじゃないと思う - michikaifu’s diary

    前々回のエントリーには、賛成反対含め、多くのコメント・ブクマコメント・トラバをいただき、ありがとうございました。 梅田さんの元インタビューにしろ私のエントリーにしろ、人間がやっていることだから、完全無欠ではありえないし、批判しようと思えばいくらでも突っ込みどころがあり、それを批判する声が出ることは承知の上。その意味では、対象が何であるにしろ、批判することは簡単だ。 それを踏まえた上で、敢えて「賛成」の意を表明するというのは、勇気がいる。自分でもブログを書いていて、何かをほめるエントリーを書くことは、批判エントリーを書くよりも勇気がいる。しかも、この一連の流れのように、すでに批判の声がネットに満ちて「空気」ができあがってしまっているとき、そうでない意見を書き込むのはやりづらくなってしまいがちだ。 にもかかわらず、空気に流されるのではなく、ちゃんと対抗する意見が表明されている。正反対のブクマコ

    日本のネットも、そんなに捨てたもんじゃないと思う - michikaifu’s diary
  • じゃぁ、薬屋はユニバーサル・サービスができるのか? - michikaifu’s diary

    昨日の続きで、「医薬品ネット販売」の話。全体的に整合性のある話を書けるほどのレベルじゃないので、単発的に思うことを書く。 この議論で、「じゃぁ離島の人はどうなるのか」みたいな重箱の隅にどんどん話が落ちていくのはたぶん厚労省の思うつぼなんだろう。だからあまり深追いしたくないが、なにしろこの話は「離島」というより、「移動に制限のある年配者や障害者、店へのアクセスが少ない過疎地域に住む人、忙しくて店に買い物にいけないシングルマザーなどの時間弱者」という大きな意味でとらえるとする。それで、電話屋の私としてヒジョーに大きな疑問は、 「ネット販売に反対する薬屋は、こういった弱者ほど対面販売が重要」 と言っているのだが、それなら 「では我々は、離島だろうが山の中だろうが、コスト度外視で全国津々浦々に薬局を設置し、年配者などが訪問販売を希望する場合には、たとえ飛行機に乗っていく必要があっても、彼らが負担で

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  • デジタルがもたらした夢の時代の終焉 - michikaifu’s diary

    先週金曜日から土曜日にかけ、いろんな人にいろんなことをしゃべった。一貫したテーマできちんと整合性があるようにまとめる頭の体力が全くなかったので、そういうフォーマットは助かったのだが、少し体力が回復し、また梅田さんの講義録を読んで、あの渡辺千賀ちゃんとの「漫才」の中ではまとまった形でいえなかった最近の考えを記しておく気になった。最後の懇親会で数人の方には話した内容だ。 私が深く関わっている通信の分野では、80〜90年代というのはとても特殊な時代だった。光ファイバー、DWDM、携帯電話、デジタル携帯電話と、次々と画期的な技術が登場し、いずれもインフラ装置を導入すれば、数倍、100倍、1000倍といった単位で容量が増え、通話あたり・顧客あたりのコストは激減する。通信というのは航空会社と同じで、設備にかかる固定費が大きいので、そこにどれだけのお客さんを詰め込めるかが勝負の分かれ目。幹線光ファイバー

    デジタルがもたらした夢の時代の終焉 - michikaifu’s diary
  • 家事と「グーグルの検索」が似てる件 - michikaifu’s diary

    こういう話が流行ると、黙っていられないTech Momが来ましたよ。 とある夫婦の離婚序章 一時「発言小町」にはまったとき、同じような「家事と仕事とどっちが大変か」という男女の水掛け論を散々読んだのだが、女性の多い「小町」と男性の多い「匿名ダイアリー」の空気の違いがあって、なかなか面白い。 で、私の直接の反応はPollyannaさんとほぼ同じなのでそちらを読んでいただくとして、スレを読みながら、「家事とグーグルって似てるなぁ」とつれづれに思った話を書く。 グーグルのトップページは、ほとんど検索窓しかない。そこに何かほうりこんで検索すると、検索結果は味も素っ気もないリンクの羅列で出てくる。ユーザーインターフェースは昔からほとんど変わらない。使っている方からすると、極めてシンプルな表面しか見えない。しかし、そのウラには、10年にわたって蓄積した膨大なリンクとユーザーのデータを、ものすごいアルゴ

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  • アナログ停波前夜、やっぱりドタバタが始まった - michikaifu’s diary

    これまで比較的静かに進んでいたアメリカのTV地デジ転換だが、ここへ来てあまりにお決まりどおりの騒ぎが始まった。 InformationWeek, serving the information needs of the Business Technology Community アナログテレビしか持っていない人がデジタル・コンバーターを安く買えるように、政府が補助金を出すプログラムがあるのだが、このために用意したクーポンが底をつき、最近のクーポン申請者は無期限の「空席待ち」リストに入れられている、とのニュースが少し前に出た。クーポンは有効期限90日で、配られたけれどまだ使われていないクーポンが相当数あるので、期限の切れた分を新規申請者にまわす、ということをやろうということだろうが、アナログ停波は来月なので、もう間に合わない。しかし、クーポン枚数は、法律で決まった補助金総額予算までしか出せな

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  • 毎日新聞問題は「セクハラ問題」であるとの認識 - Tech Mom from Silicon Valley

    当件、まだ続いております。 この件につき、署名入りで分析や論評されている方は男性が多いためか、この視点についてあまり言及されていないようなので、書いておく。 私自身も含め、毎日新聞問題は「旧メディア対ネット」の構図で語られることが多かったのだが、こちらの記事で、倖田來未さんの「羊水」発言事件との類似が指摘されているのを読み、「あ、そうか」と腑に落ちた。なぜ、私はこの件が気になるのかということが、自分でわかったのだ。 毎日新聞内で「これほど事件が長引くのは、陰で糸を引いている黒幕がいるからでは」との陰謀説がささやかれている、というネット記事もあるようだが、そう、いると私は思う。誰かというと、「主婦」である。 一連の変態記事にはいろいろあるが、一番代表的なものとしてよく挙げられるのが、「母親と息子」の話である。「おまえのかーちゃん、でべそ」という昭和古典の言いまわしがあるが、英語で「おまえのか

    毎日新聞問題は「セクハラ問題」であるとの認識 - Tech Mom from Silicon Valley
    memoclip
    memoclip 2008/08/13
    毎日の中の人たちもようやく気付く頃かなぁ。
  • 取材する力と、グーグルの成功譚と・・ - michikaifu’s diary

    昨日の続き。 毎日新聞という企業が今後どうなるかは時の流れに任せるとして、「エセ記者」と「ブロガー」の両方ともにスタンスを持つ私として、やや複雑な思いを持つのは、「取材を仕事にするプロ」をこのあとどうやって確保していくのかなー、という点である。 記者のまねごとをしたり、メディアの方とお話したりして、つくづく思うが、やはり給料をもらって、毎日毎日取材をするプロの記者というのは、どうしても必要な存在だと思う。片手間でやっているブロガーとしての私では、どうしてもできないことは多い。ふだんからのリサーチ、記者会見への出席、人のつながり、インタビュー先を探し出す手法、足でかせぐインタビュー。同じ記者会見に出席しても、質問の仕方やそのための覚悟が、アマチュアとプロでは違う。(プロでもヘタな人はいるが、それはとりあえずおいといて、全体のレベル、という意味で・・・)表現の仕方も、まとめ方も、プロはプロであ

    取材する力と、グーグルの成功譚と・・ - michikaifu’s diary
    memoclip
    memoclip 2008/08/13
    溜息の方のコメントにふむふむ。
  • 取材するほうから取材されるほうへ−メディア・リスクとのつきあい - michikaifu’s diary

    佐々木俊尚さんの毎日新聞関連の記事を読んで。 毎日新聞社内で何が起きているのか(上):佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan 毎日新聞社内で何が起きているのか(下):佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan この話については、経緯を簡単に英訳してNewsvineに紹介した以外、特に私としては意見を公表していなかったのだけれど、佐々木さんの詳細な分析記事を読んで、感じたことをちょっと書いておく。 というのは、この話、あまりに「デジャヴュ」感があるのだ。はるか昔、80年代の終わり頃に、ビジネススクールで、こんなのとそっくりのケーススタディをやったことがある。その中では、攻撃のターゲットになったのは公害を出す企業で、攻撃するほうはテレビのドキュメンタリー番組(当時人気の高かった『60 Minutes』だったかどうか覚えていないが、なにしろそういった番組)の取

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  • きわめてミクロな少子化対策 - michikaifu’s diary

    なんだか今日は、「はてブ」で少子化の話が花盛りのようだ。こういう話が出ては、Tech Momとしては黙っていられない。 ごちゃごちゃ言ってないで生んで欲しけりゃ金よこせ。 - 想像力はベッドルームと路上から 父親になってわかった子供のつくりにくさ いろいろな見方があるのはいいのだけれど、結論が「国がどうしろ」「社会をどうしろ」という話になっちゃうのがちょっと違和感。いや、そういう話もしなきゃいけないんだけれど、私自身は、仕事としてもいつも「ウチの会社・ウチの部門はどうすべきか」といった、ミクロな話ばかりに付き合っていることもあるし、また、どんなに騒いだって社会なんてそう簡単に変わらない、自分はどう頑張っても政治が味方してくれるようなマジョリティにはなれない、ということがわかっているから、「マクロ」的な意見を作文に書くのはあまり好きではない。それで、またミクロの話をする。 アメリカは、ヨーロ

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