マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠 脳内補完トレーニング装置としてのコンピュータゲーム - シロクマの屑籠 最近、コンテンツ消費やキャラクター消費の世界では、「少ない情報量でつくられたキャラクターやストーリーを、各人が脳内補完して楽しむ」形式が流行っている。密な情報で描かれた登場人物・字数の豊富なストーリーでなくても、十分に楽しめるようだ。 コンテンツ消費という点では、それはそれで良いのだろう。少ない情報量でつくられたキャラクターを自分の好みに脳内補完し、ストーリーの隙間に自家製解釈をふりかけて楽しむのは、作者の主張を押しつけられるより気楽な部分があるし、だからといって誰かに迷惑がかかるわけでもない。 じゃあ、同じことが生身の人間に対して起こったらどうなるか?物言わぬキャラクターやコンテンツとは異なり、生身の人間対象を脳内補完し、手前勝手な解釈を施せば、