3月21日(水) 東日本大震災から7年。熊本地震から1年10ヶ月。 阪神・淡路大震災から23年。 鳥取や福島沖地震など災害を忘れずに祈ります。 『自分に誠実に。』 柴野民三(しばのたみぞう=1909〜1992年) 児童文学者・詩人の童話で 「ふたりのおばあさん」 大きなお屋敷に住む、ご隠居さんがいた。 ある日、庭の「草を刈ってくれる」 草取りのおばあさんが来ていた。 「おばあさん、お茶をいれますからどうぞ」 「はい、ありがとうございます」 縁側で、ご隠居さんがお茶をいれて待っていた。 「疲れたでしょう、さあ、お茶を。」 ご隠居様は絹のざぶとんに座っている。 草取りのおばあさんは、すり切れた服を着ている。 「ご隠居様は幸せですね。きれいな服を着て おいしいものを食べて、毎日ゆっくりして 暮らしていけて。私は今68歳ですが、 こうして働いています。」 ご隠居様は、おやつを差し上げたいと思い 最