自分は食べ物として、うなぎは嫌いではないのですが、数年前に強烈な自家感作性皮膚炎を患ってから、味噌や醤油など発酵させた大豆食品を食べると蕁麻疹まみれになってしまうため、うなぎの蒲焼を食べられない身体となってしまいました。 じゃあ白焼きでも食べればいいじゃない、と思われそうですが、白焼きはそんなに美味しいと思えないんですよね……それに膵臓が変形しきっちゃっていて、体内ではほぼ巨大な文鎮としか機能していないので、高脂質の食品は食べられない。そんなこともあり、うなぎを食べることに対して、ほぼ興味がない(持てない)状態です。単なる貧乏人の負け惜しみ、かもしれませんが。 とはいえ、せっかく世間がうなぎで盛り上がっているので、ちょっと便乗して、個人的に推したい本を今回はご紹介します。2015年にハヤカワSFコンテストの最終候補作となった、ポストヒューマンSF『母になる、石の礫で』などの作品で知られる、