「最近の風潮で、医療費をお荷物と考える、無駄金と考える風潮があって、とても残念。戦後、かなり長い時間をかけて医療に人材が社会的に投資されたと思う。これだけ医学医療に従事する人間を社会的に投資しておきながら、今、医療崩壊を迎えていることは非常に国にとっては悲観的な話になるが、これだけ投資した医学医療だからこそ、やれることがあるんじゃないか、と少し前向きに話をしてみたい。 前提となる事実を挙げたい。まず日本の医療水準は高い。当たり前だが、WHOの2000年のヘルスリポートとOECDの2007年のリポートによれば、健康指標によって国際比較をする。それから日本は非常に自殺が増えているのだが、増えているのにもかかわらず平均余命が伸びているという事実がある。WHOの方はトータルでジャパン・アズ・ナンバー1。これは私たちが胸を張ってよいことだと思う。 二つ目に日本の医療費は低い。05年の統計で対GDP比
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