一晩に救急車が10台来て、歩いてくる人が50人来て、寝る暇なく働いたという表現をすれば、それは大変だったのかもしれないと理解してもらえるが、それぞれ1台、5人であれば、つらさが10分の1になったような印象を与えてしまうため、それなら当直する回数を10倍にすれば同じ負担になるだろうと考えてしまうのが机上の計算である。10台50人月に2回に耐えられる医者ならば、1台5人月に20回も耐えられるのではないか、同じ労働負荷と考えるあたりから誤解は始まる。前者の方がはるかに楽だ。 休みの日であったとしても、病院から30分以内のところに常にいて、緊急手術だと言えばかけつけ、電話は常にとれるようにしておいて、出かけた先でも知り合いばかりで、たまたま今日は会わなかったと思っても、翌日には「先生昨日はどこそこにいたでしょ」と病院スタッフから声をかけられる、そんな環境に身を置き続けて、平気な人もいるだろうし、閉
(関連目次)→小児科の現状 目次 産科医療の現実 目次 胎児診断・治療について 目次 ぽち→ (投稿:by 僻地の産科医) NICUについて、本当に素晴らしい特集です(>▽<)!!!! 前回分はこちらですo(^-^)o ..。*♡ 特集「新生児医療、“声なき声”の実態」(1・2) 「一度はデスクに原稿提出していたのですが 納得いかなくなって書き直しをすることにして、 毎日デスクが出勤するギリギリまで書いたという有様でした。」 特に第4回の部分には最後まで迷われたようです。 熊田記者の力作、ぜひぜひご堪能くださいませ(>▽<)!!! 次回が最終回です! 特集「新生児医療、“声なき声”の実態」(3・4) 熊田梨恵 キャリアブレイン 2008年12月10・11日 (1)http://www.cabrain.net/news/article/newsId/19601.html (2)http://
(関連目次)→女性勤務医の労働条件 目次 仕事と家庭の両立を目指して 目次 ぽち→ (投稿:by 僻地の産科医) 医師不足への処方せん◆Vol.14 「常勤医をやめたことがある」女性医師は7割超 「卒後10年以内」の離職大半 東京医大の医師らの調査 橋本佳子編集長 m3.com 2008年07月28日 http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080728_1.html 「常勤医をやめたことがある」女性医師は平均55%、生涯で見ると73%であり、「常勤医」をやめた時期は卒後10年以内が最も多い――。東京医科大学病理診断学准教授の泉美貴氏らの調査で、こんな結果が明らかになった(図1、2)。 年齢別に見ても、「50~59歳」でも卒後10年以内の離職が多いことから、「女性医師の場合、従来から出産などで常勤をやめる人が多く、その対策をこれまで実施してこなかった」と泉氏は問
昨日の夕刻に開かれた新しい検討会。 タイトルは『「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会』。 この前まで開かれていたのは 『「安心と希望の医療確保ビジョン」会議』。 政治側のメンバーは変わってないけれど 医療側・市民側メンバーは総入れ替え。 誰が新検討会のメンバーなのかは、こちらをご参照いただきたい。 県立柏原病院小児科を守る会の丹生さんは欠席。 「守る会を通して学んだことや希望を伝えたい」とメッセージを寄せた。 さて、検討会のタイトルを見ただけだと 何がどう違うのか、なぜ改めて検討会を設置する必要があるのか 今イチよく分からなかったのだが 以下の舛添大臣の趣旨説明で、ああなるほどと思った。 舛添 「ご承知のように安心と希望の医療確保ビジョンが先般策定された。このビジョンには3つのポイントがある。①医師数を増やす②地域ネットワークの再生③柏原病院の小児科を守る会のように患者・国
家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。 アメリカに来て改めて思ったのが、日本の勤務医の労働環境の悪さ もちろん私もレジデント(研修医)としてq4、つまり4日に1回の当直サイクルをこなすことになります ただそれは1ヶ月ごとのローテーションサイクルであり、そのようなローテーションが1年目は数回あるのですが、 合間に外来だけの楽なローテーションや休暇が、うまい具合に組み込まれています もちろん当直あけは休み 日本でも研修医は当直あけを休みにするというところもありますが、結局だらだらと残業があり、帰るのが勤務あけ数時間後ということが多いのが実状のようです(乏しいNのもとでの個人的観察によると) そして勿論、アメリカの指導医も当直をします それもしっかり休みと、ローテーションを組んでのことです 女性への配慮も勿論あり、結果として
「最近の風潮で、医療費をお荷物と考える、無駄金と考える風潮があって、とても残念。戦後、かなり長い時間をかけて医療に人材が社会的に投資されたと思う。これだけ医学医療に従事する人間を社会的に投資しておきながら、今、医療崩壊を迎えていることは非常に国にとっては悲観的な話になるが、これだけ投資した医学医療だからこそ、やれることがあるんじゃないか、と少し前向きに話をしてみたい。 前提となる事実を挙げたい。まず日本の医療水準は高い。当たり前だが、WHOの2000年のヘルスリポートとOECDの2007年のリポートによれば、健康指標によって国際比較をする。それから日本は非常に自殺が増えているのだが、増えているのにもかかわらず平均余命が伸びているという事実がある。WHOの方はトータルでジャパン・アズ・ナンバー1。これは私たちが胸を張ってよいことだと思う。 二つ目に日本の医療費は低い。05年の統計で対GDP比
(関連目次)→医療安全と勤労時間・労基法 目次 ぽち→ (投稿:by 僻地の産科医) Vol.7◆医師の勤務実態 時間外手当支払いを求めて提訴したわけ "県立奈良病院訴訟"の担当弁護士・藤本卓司氏に聞く 聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)2008年01月21日 http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080121_1.html 今年、勤務医にとって注目すべき判決が出る見込みだ。奈良県立奈良病院に勤務する2人の産婦人科医が、時間外手当の支払いを求めて提訴したのは2006年12月。争点は、分娩や救急患者への対応をしていた「宿日直」が「労働」に当たり、時間外手当の対象になるか否かだ。2人の弁護人を務める藤本卓司氏に、提訴の経緯などを聞いた。 1980年慶応義塾大法学部法律学科卒。89年司法試験合格。2002年奈良弁護士会副会長、2007年奈良弁護士会副会長(2度目
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く