2014年9月に公開されていたAdobe社の電子書籍ビューアソフト、Adobe Digital Editionsのバージョン4.0(DE4)において、利用者のデータや読書記録を暗号化しないまま、Adobe社のサーバに送信していたことが発覚しました。米国図書館協会(ALA)はこの問題について、Adobe社に強く抗議するプレスリリースを発表しています。 この問題は2014年10月6日付けのブログ”The Digital Reader”の記事で指摘されていました。同ブログによれば、DE4が収集し、サーバに送信していたのは「どのページを読んだか」等の読書記録に加え、ユーザーIDやそのユーザーの購入した電子書籍の履歴、さらにはDE4内の履歴にとどまらずハードディスク内に保存されている電子書籍のデータ等も含まれていたとのことです。これらの情報は暗号化せず送信されていたため、サーバ管理者等も閲覧できる状