携帯電話、情報家電からカーナビまで、さまざまな情報端末に組み込まれる組み込みOS。これまでクローズドを基本としてきたその業界に、無償・オープンソースで殴り込みをかけたGoogleのAndroid。果たして今後、どこまで勢力を拡大できるのか。 2008年にGoogleが無償提供を表明した、Linuxベースの次世代携帯端末向けOS(プラットフォーム)、「Android」。同年秋に第1号の搭載端末が発売されてから1年あまりが経過した今日、当面の主戦場と考えられるスマートフォンでのシェアはまだまだゼロに近い。が、マーケティング調査会社のH.I.ビジネスパートナーズは、10年以降Androidは年率換算で100%以上の伸びを示し、12年にはiPhoneを抜いて、BlackBerry向けRIM OSに並ぶ2位グループに浮上すると予測。また、別のシンクタンクによれば、携帯電話全体では既にWindows