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ブックマーク / www.h7.dion.ne.jp/~pensiero (1)

  • Metahistory H. ホワイトの歴史の詩学

    ホワイトによれば、それぞれ同じ横列に並べられている様式が、歴史家の物語の作法において結合しやすい様式の組み合わせとなる。ただし、あくまで「結合しやすい」であって、その組み合わせが必然ではないことはホワイトが強調する通りである。 しかし、ここ迄読み進めたにもかかわらず、何故ホワイトの理論が「歴史の詩学」と称されているのか、全くもって判然としない。実は、ホワイトによれば、歴史家がこうした作法によって歴史場を整理し、解釈するのに先立って、その歴史場を「前言語的に prelinguistic」形象化する行為が潜んでいるというのである。その行為こそが「詩的 poetic」行為なのであり、歴史家の持つ深層構造の次元において遂行される行為なのである。言わば、詩的な眼差しによって、歴史場の全体的な見取り図を描く行為と呼べようか。 では、何故「詩的」なのか、この疑問が当然沸き起こるだろう。それは、「その歴史

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