最近は共謀罪に関心を示している ©平松市聖/文藝春秋 「どうでもいいなら、総理を辞めろ!」 2015年夏。安保法制をめぐり、反安倍デモに集まった数万人の聴衆の先頭で、シュプレヒコールを上げていたのが、学生団体「SEALDs」(以下、シールズ)のリーダー的存在だった奥田愛基(あき)氏(当時23)だ。シールズは昨年8月15日に解散したが、奥田氏は今、何をしているのか。 ◆ ◆ ◆ 「奥田君は昨年3月に明治学院大学を卒業後、一橋大学の大学院に進学。現在は政治学を専攻しています」 とその近況を明かすのは、奥田氏を取材してきた社会部記者だ。 「シールズの活動を通じて今の政治状況を間近に見聞きし、今一度、政治を体系的に勉強しなくてはならないと思ったようです。シールズでの活動の傍ら、一橋大学の大学院一本に絞って受験勉強をしていました」(同前) 大学院の面接では「色々と忙しそうだけどちゃんと勉強できますか