【ソウル西脇真一】韓国の情報機関、国家情報院が北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記(67)の後継者に三男正雲(ジョンウン)氏(26)が決まったとする動きを確認したことが2日、分かった。「北朝鮮本国から(大使など)在外公館長に『後継者は正雲氏』との連絡が行った」との内容で、国情院は国会情報委員会に所属する議員らに報告したという。 韓国国会関係者らによると、国家情報院の第3次長(北朝鮮情報担当)から1日、議員らに直接電話があった。ただ、確定的な裏付けのある情報ではないとみられる。 一方、2日付の韓国有力紙、東亜日報によると、北朝鮮が在外公館に対し「正雲氏が後継」との電報を送ったのは、2回目の核実験実施後から3日後の5月28日。世界一斉に連絡された。報道によると、北朝鮮国内では国民に対し、新たな指導者となる正雲氏に忠誠を求める歌も教えているという。 一方、国会情報委員会所属の朴智元(パク