フランスの政治家が、痩せすぎたスーパーモデルは「拒食症を助長する」として、そうしたモデルの雇い主を罰する法律を制定しようと動き出した。 スーパーモデルの姿が少女たちの心に影響 この主張をしているのは社会主義の政治家で神経外科医でもあるオリビエ・ベラン氏だ。痩せたスーパーモデルがランウェイを歩くことで少女たちに痩せたいという過度な願望を持たせると指摘している。 肥満度を表すBMIが基準値以下の女性をモデルとして雇った場合、6か月の懲役か7万5千ユーロ(約963万円)の罰金を科すよう働きかけている。 「フランスでは4万人が拒食症に悩んでいる」 ベラン氏によると、フランスでは4万人もの人が拒食症に苦しんでいて、そのうち90%は思春期の子供だという。 フランスではこれまで、ファッション業界の大物が痩せたモデルを称賛して物議を醸している。 2013年にはシャネルのデザイナーとして有名なカール・ラガー