名古屋城(名古屋市中区)の外堀で、体長1メートルを超す外来肉食魚「アリゲーターガー」が見つかった。昨夏も目撃されたが、秋からは姿を見せなくなっていた。8カ月ぶりの出現を受け、市は今年も駆除のため網を仕掛けたが、今のところ捕まえられていない。 ガーの姿は4月、市内に住む酒井正二郎さん(63)が撮影した。酒井さんは昨年も撮影に成功。冬場も外堀で魚影を探していたが、寒い時期は見かけることはなかったという。「寒いから水底でじっとしていたんじゃないか」と話す。 今年初の目撃は4月8日。水面近くを泳いでいたという。昨夏より20センチほど成長し、1・5メートルはあるように見えたという。 外堀のガーは2009年に初めて確認され、現在は2匹いるとみられている。昨年8月に目撃された後は行方をくらませ、関係者の間では「夜中にこっそりと釣られたのでは」との臆測が広がっていた。 市は目撃情報を受け、4月に2回、刺し
連れ去りなどの被害を防ごうと、県警や各自治体が子どもを対象にした「体験型」の防犯教育に取り組んでいる。不審者に腕をつかまれた場合の抵抗の仕方や逃げ方などを学び、子どもたちが自らの身を守る能力を高めるのが狙いだ。 安城市内の小学校で4月下旬、新1年生92人に防犯教室が開かれた。警察官が不審者に後ろから抱きつかれた際の逃げ方などについて説明。「向こうの床の線からここまでが20メートル。ダッシュして、大声で『助けて』と叫ぼう。叫んだらお尻を床につけて両足をじたばたさせよう」。そう促すと、子どもたちは大声で叫んだり、両足をじたばたさせたりしながら身を守る練習に取り組んだ。 県警子ども女性安全対策課は2015年度から、座学よりも知識が身につきやすい体験型の防犯学習に力を入れる。 15年11月、名古屋市中心部で開いた小学生対象の防犯啓発イベント「BO―KENあいち」では、子どもたちが疑似体験できるよう
喉頭がん治療から本格的に活動を再開し、日本武道館で熱唱する忌野清志郎さん=2008年2月10日、カメラマンの西村綾乃さん撮影 季節が巡ると、あの歌声が聴きたくなる。日本ロック界のカリスマ、忌野清志郎さんが亡くなったのは8年前の5月2日だった。反原発ソングだけではない。反戦反核の詞は、北朝鮮が挑発を続ける現代と重なる。今だから言いたい。あなたは「予言者」だったのか、と。【鈴木梢】 ユーモア持った抵抗者、歌い継がれ まるで「戦争前夜」のような重苦しい空気が、この世界を包む。その一角。日本のコンサート会場で聴衆の耳をつんざいたのは、核戦争の恐怖を描いた反戦歌「明日なき世界」だった。 <東の空が燃えてるぜ 大砲の弾が破裂してるぜ><世界が破滅するなんて嘘だろ>
2015年の春、母がアルツハイマー病を発症したという事実は、徐々に母の親戚や交友関係に広がっていった。経路は主に電話だった。 この時期、母はまだ電話の応対ができたが、それでも「様子がおかしい」と気が付く人もいる。そんな人は、私が電話に出ると「最近どうなさったのでしょうか」と聞いてくる。 それとは別に「このところ水泳に来ていませんがどうなさいましたか」「もうずいぶんとコーラスのサークルにいらっしゃっていませんけれど、具合でも悪いのでしょうか」といった電話もある。最初のうちは、適当にごまかしていたが、やがてごまかすわけにはいかなくなった。 「実は認知症を発症しまして……」 と説明すると、大抵は息を呑み、「お大事になさってください」という言葉と共に電話を終えることになる。中にはお見舞いを送ってきてくれる人もある。それは大変ありがたいことなのだが、どうにも対応に困るものもあった。 「これを飲んでみ
「こんちゅうクン」こと北野伸雄さん(右)と「ファーブルしずま」こと柳沢静磨さん。「地元に愛される施設に」と意気込む=4月下旬、磐田市竜洋昆虫自然観察公園 静岡県内唯一の公立昆虫展示施設の磐田市竜洋昆虫自然観察公園に勤務する“昆虫マニア”の若手職員2人が、奥深い昆虫の世界を紹介する出張教室や観察会などに取り組んでいる。2人は同市在住の北野伸雄さん(31)=浜松市南区出身=と柳沢静磨さん(22)=東京都出身=。「こんちゅうクン」「ファーブルしずま」の愛称で親しまれ、子どもたちに不思議な昆虫の生態や昆虫との触れ合いの楽しさを伝えている。 北野さんは小学生時代の理科の先生の影響で自然に興味を持ち、大学では昆虫の研究に没頭。2014年から同園に勤務し、市内の小学校でモンシロチョウのふ化やナナフシの体の構造を観察するなどの出張教室を開いている。教科書や図鑑ではなく実物を見せることにこだわり、「予想外の
岐阜県関市の刃物メーカーと刀匠が、スイスの世界的デザイン会社と共同で斬新なデザインの日本刀づくりを進めている。4月にイタリアであった国際見本市で試作品がお披露目され、今秋には販売用の商品が完成する予定だ。刃物の町・関市の伝統文化を和と洋が融合した新たな形で世界へ発信する。 日本刀の名称は「Honsekito(ホンセキトウ)」。刀を納める鞘(さや)と持ち手の柄(つか)に牛革を施し、金めっき加工の銅線が巻き付くように装飾されている。シックな色と簡素ならせん模様は、伝統的な日本刀にはちょっとない。 刀身は関市の刀匠26代藤原兼房さんが打ち、木製の白鞘は鞘師が制作、拵(こしらえ、外装)のデザインをスイスの「アトリエ・オイ」が担当。試作品をもとに同市の「長谷川刃物」が販売用の商品を作る。 企画の発案者は同社の3代目社長、長谷川尚彦さん(44)。事務用はさみなどを製造する傍ら、刃物産業の源流にある刀に
中日新聞メディカルサイト「つなごう医療」は 2018年3月末をもって終了いたしました。 長らくご愛顧いただき、 ありがとうございました。 今後、中日新聞の医療関係記事は 中日Webの「医療」コーナー(http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/) でご覧ください。 中日新聞社
古代の通貨「和同開珎(わどうかいちん)」が長野市の浅川扇状地遺跡群で出土していたことが十日、分かった。同市の県埋蔵文化財センターが二〇一二年に発掘したが、通貨の種類が分からなかった。千曲市の県立歴史館で理化学的な保存処理作業をして判明した。同市内での出土は初めてだが、県内では二十四例目。近くを古代の官道・東山道の支道が通っていた可能性を示すという。 長野市の和同開珎は銅製で、直径二・五センチ。平安時代(九世紀)の住居跡から出土した。錆(さび)や泥で通貨の種類が分からなかったが、保存処理のために四月末に県立歴史館でエックス線透過観察をしたところ、「和同開珎」の文字が明瞭に確認されたという。 七〇八(和銅元)年に鋳造された和同開珎は、律令(りつりょう)体制の権威を示す通貨とされる。国衙(こくが)(国の役所)や郡衙(ぐんが)(郡役所)などで使われたとされ、東山道などの官道沿いで出土することが多い
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