県環境審議会の希少野生動植物保護対策専門委員会は12日、県が2008年度に決めたライチョウの保護回復事業計画について初の評価検証を実施した。県は、生息数の目安となる縄張り数の調査について5カ所の結果を報告。09年に108確認した北アルプス乗鞍岳で17年は68にとどまり4割弱減少するなど、4カ所で減少した。委員側は、捕食者対策や保護に携わる人材の育成といった効果的な取り組みを続ける必要がある―と指摘した。 保護回復事業計画は、ライチョウの生息環境の保全や減少域での個体数増加を目的に作成。生息環境の分析や保全に関する普及啓発活動、ライチョウの繁殖への被害を防ぐためのカラスの捕獲推進など8項目の取り組みを盛っている。 長野市内で開いた専門委の会合で県が示した5カ所の縄張り数の調査結果によると、北アルプス常念岳一帯では1979(昭和54)年の82が2015年に40に半減。ライチョウの生息域の南限付
ヤマハの企業博物館「イノベーションロード」が完成した。浜松市中区の本社に新築されたビルの1階にあり、7月3日から一般公開される。「音楽ファンにはたまらない場所にする。観光資源にしたい」(中田卓也社長)と意気込んでつくった施設を紹介する。 入り口を入ると、まず①の「コンセプトステージ」が迎えてくれる。「伝統と革新」のシンボルモニュメントがあり、電子ピアノの自動演奏が心地いい。 ②「プロローグ」は、創業者の山葉寅楠(やまはとらくす)や製品の歴史が次々と壁に映し出される。③「ものづくりウォーク」は、ピアノやギターなどが分解され、製造工程や精密なたくみの世界を壁一面で紹介している。 ④「楽器展示エリア」は、楽…
鉄道玩具「プラレール」の収集が趣味で、出前走行にボランティアで取り組む男性が鈴鹿市にいる。東旭が丘2の会社員猿木淳さん(56)。商業施設など依頼主が用意した会場で大掛かりなレイアウトを組み、子どもたちを夢中にさせる。「玩具は遊んでなんぼ。多くの人に楽しんでほしい」がモットーだ。 猿木さんがプラレールと出合ったのは幼少期だが、夢中になったのは父親になってから。長男(22)が三歳を迎えた誕生日にプレゼントとして買い与え、一緒に遊ぶうち、「立体交差など大人だからできる複雑なレイアウト」の魅力に気付いた。車両自体にも関心が向き、新製品が出るたびに購入。フリーマーケットやリサイクルショップで廃版も集めている。コレクションは基本の三両一セット換算で約千セットに上る。 ただ、存分に走らせられるほど自宅は広くない。“不完全燃焼”でいた十年ほど前、インターネットで知り合った愛好者仲間らに誘われ、岐阜県各務原
PK戦再試合決定から一夜明け、ランニングをするグランパスの選手たち=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで 名古屋グランパスは12日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。11日に一度は敗戦が決定した天皇杯2回戦・奈良クラブ戦で異例の“PK戦やり直し”が決定するも、この日の練習は通常モード。主将のFW佐藤寿人(36)は「チーム力を高めてリーグの巻き返しをしたい」と後半戦に向けたチームづくりに集中する考えを明かした。 前代未聞の決定にも、ピッチ上は“平常運転”だった。3日間のオフが明けたこの日は2部練習が行われたが、PK練習は一切なし。使用球も天皇杯でなくリーグ戦仕様のものが使われ“止める・蹴る”を意識したパス練習などが行われた。
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