橋本聖子氏 来年4月の北海道知事選の候補者選びで、自民党内や経済界、市町村長の間で道内に地盤のある橋本聖子参院議員(54)(比例)を担ぐ動きが広がっている。橋本氏は29日、読売新聞の取材に対し、各方面から出馬要請があることを認めた上で「考える時間がほしい」と態度を保留している。 道連執行部は現在、党の世論調査で支持の高い夕張市の鈴木直道市長(37)擁立を軸に関係団体などと調整を進めている。鈴木氏に対しては、市町村長らに慎重論が根強く、行政経験の豊富な国土交通省北海道局の和泉晶裕局長(57)を推す声がある。ただ、和泉氏は同日、取材に対し「今の職を全うする。知事選の候補は自民党が決めることだ」と述べるなど、慎重な構えを崩していない。 そうした中、鈴木氏擁立に難色を示す自民党系の市町村長や道議、経済界のほか、公明党やその支持団体などは、政治経験の豊富な橋本氏に水面下で個別に接触。「道産子で道内の