国重要文化財のJR門司港駅の駅舎(北九州市門司区)が10日、補修・復元工事を終えて全面開業した。建設された1914(大正3)年当時のクラシックな姿に生まれ変わった駅を見ようと、多くの人が訪れた。 駅前広場で記念式典があり、JR九州の青柳俊彦社長が「大正時代の優雅な姿をお披露目しようと、6年半の工事をへて素晴らしい駅になった。末永く愛されることを願う」とあいさつ。福岡出身で鉄道ファンのタモリさんら来賓とテープカットをして祝った。 木造一部2階建ての駅舎は老…
京都大(京都市左京区) 国公立大入試の2次試験前期日程で、京都大の合格発表が10日、京都市左京区の京都大であった。経済学部の合格発表で、合格者14人の受験番号を記した部分を内側に折り込んだまま貼りだすミスがあった。ウェブ上での発表は正しく表示していたが、京大は対象者に順次、電話で合格を伝えた上で事情を説明して謝罪した。 京大によると、受験生の関係者が「掲示板とウェブで内容が違う」との問い合わせがあり、発覚したという。京大は「掲示板を見てショックを受けただろう。申し訳ない」としている。 10日の京都大の合格発表は、2次試験前期日程分で、10学部計2722人が合格。前期日程の合格者数は、募集人員(2669人)を53人上回った。受験者に対する実質倍率は約2・7倍だった。男女別で女性合格者の割合は前年比1・4ポイント減の20%。現役生が占める割合は前年と同じ60・3%だった。 今年は、天皇杯第30
大震災と原発事故後、トモダチ作戦の下、多くの米兵が被災地の救援活動に従事した。(提供:U.S. Navy/アフロ) 東日本大震災と福島第一原発事故から、まもなく8年。 福島第一で汚染水処理問題が続く中、カリフォルニア州サンディエゴでは、2つの集団訴訟が却下の憂き目にあっていた。 3月4日(米国時間)、サンディエゴにある連邦地方裁判所が、「トモダチ作戦」の名の下、被災地の救援活動に従事した420名を超える米兵たちが被曝により健康被害を受けたとして、東京電力と原子炉を設計したジェネラル・エレクトリック社(GE)に対して起こしていた2つの集団訴訟を却下したのだ。 1件目の提訴は2012年、2件目は2017年に起きており、それぞれ、医療費など1ビリオンドル以上の損害賠償を求めていた。 当時、米兵たちは、サンディエゴを基地にしている空母ロナルド・レーガン号に乗船し、韓国に向かっていたが、大地震により
東京電力福島第一原発の事故を受け、価格が大幅に下落した福島県産米。その回復を後押しするのはコンビニ向けなど「業務用」の需要で、福島米は全国トップクラスだ。県はブランド化で家庭への浸透を狙う一方、風評を受けにくい生花などの生産を後押ししており、福島の農産物はいまなお試行錯誤が続く。 福島県の米どころ、会津地方。会津美里町の一角にJA全農福島の巨大なコメ倉庫がある。30キロと1トンの玄米が入った袋が5~6メートルの高さに積まれていた。「首都圏をはじめ各地に出荷されます」と担当者。だが、大半の最終的な行き先は家庭の食卓ではなく、コンビニや外食チェーンなどだ。 農林水産省の調査(2017年6月までの1年間)によると、福島米の業務用比率は65%で、群馬と並んで全国トップクラスだ。原発事故前と比較できるデータはないが、全農福島が扱う分では業務用比率が80%を超え、事故前より15ポイントほど増えたという
大雨に伴う土砂崩れで不通となっていた大井川鉄道井川線(南アルプスあぷとライン)の閑蔵(静岡市葵区)―井川(同)間が9日、復旧した。全線開通は昨年5月8日以来10カ月ぶり。始発の千頭駅でSLフェスタが開かれていたこともあり、ほぼ満席で復旧を祝った。 不通区間は約5キロ。500立方メートルの土砂が約40メートルにわたり、線路をふさいでいた。大井川鉄道の鈴木肇社長は「現場の状況から考えると、とても早い復旧で、関係者に感謝したい」と話した。 千頭駅では川根本町立桜保育園の園児らが、ヤマメの絵と「いかわ」の文字が描かれた新しいヘッドマークを運転士に贈呈。「千頭―閑蔵」に代え、「千頭―井川」の行き先表示を車体に取り付けた。閑蔵―井川間では静岡市立井川小・中学校の子どもたちが車内アナウンスを担った。(阿久沢悦子)
二〇一一年の東京電力福島第一原発事故から十一日で八年となるのを前に、原発反対の市民グループでつくる「原発ゼロNAGOYA ACTION」の集会とデモ行進が九日、名古屋市中区栄周辺であった。 グループは、一二年から毎週金曜日に中部電力本店前や関西電力東海支社前で抗議活動を続けている。この日、栄の矢場公園で開かれた集会には約三百人が集まり、原発事故で名古屋へ避難した女性らが放射能汚染の理不尽さや電力会社の責任を訴えた。 福島県伊達市で被災し、出身地の名古屋で避難生活を続けている「原発事故避難者の会・愛知」共同代表の岡本早苗さん(40)は「何も変わらない八年だった。福島が大事な場所であることに今も変わりはない」と話した。
名古屋グランパスは試合終了間際のオウンゴールでG大阪を3-2で振り切り開幕3連勝。2007年に開幕4連勝して以来の好スタートを切った。磐田は大分に1-2で敗れ、今季初勝利はならず。鹿島、浦和、広島はいずれも今季初勝利を上げた。 ブラジリアンの“友情元気玉”がさく裂した。1-1の前半38分、来日3年目のFWシャビエル(25)のFKを、新入団のMFシミッチ(25)が頭で合わせてゴール左隅へ流し込んだ。同い年の両選手はサンパウロユースの同僚。シミッチにはうれしい来日1号となった。 競り合いから頭ひとつ抜けたシミッチが決めた。アシストがシャビエルだから喜びもひとしお。「シャビエルは賢い選手。賢い判断をしてくれた。Jリーグ初得点ですし、チームの勝利に貢献できてうれしいです」と感激。シャビエルは「ファーに蹴って丸山に合わせる選択肢もあったけど、ジョアン(シミッチ)に合わせた。決めてくれてよかったよ」と
東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故から8年。福島県で今も、人々の心に影を落とすのは、放射能をめぐる「風評」と「風化」の問題だ。 原発周辺は住民の帰還が進まず、難しい課題を抱える一方、それ以外の多くの地域では、放射線量が平常の水準に下がっている。食品の安全対策も効果をあげている。 だが県外を中心に、汚染の被害や健康への悪影響についての誤解、全体的に不安な印象などは消えていない。福島の現状は十分知られておらず、むしろ見聞きすることは減りつつある。 ■「風評」「風化」の悩み 地元では苦悩や葛藤が続く。 例えば、原発の敷地にたまり続ける低濃度の汚染水をどうするのか。県産米の「全量全袋検査」をどう縮小していくか。 汚染水問題で政府は、浄化処理して海に流す案を有力視する。だが、風評被害を心配する漁業団体や住民らが反発し、解決の糸口は見えない。 風評は現実に復興の足かせとなっている。県内の農業産出
知事と市長が任期途中で辞職し、ダブル選に入れ替わって立候補する異例の「クロス選」がこの春、大阪で行われることになった。一体何があったのか。背景には、3カ月にわたる政党同士のせめぎ合いがあった。 8日午後6時過ぎ、大阪市内にある大阪維新の会党本部。大阪府の松井一郎知事(維新代表)と大阪市の吉村洋文市長(維新政調会長)の記者会見には、約100人の報道陣が集まった。 松井氏は会見で「(候補を)クロスして知事・市長選を行う」と表明。任期途中で辞職して統一地方選にあわせた4月7日に知事・市長のダブル選を行い、さらに2人が入れ替わって立候補する異例の「クロス選」にすると宣言した。 会見で2人が繰り返したのは、大阪都構想への強いこだわりと、都構想の是非を問う住民投票の実施時期をめぐる交渉が決裂した公明党へのうらみ節だった。松井氏は「都構想がつぶされかけている。公明にだまされたままひよってしまうと、僕の人
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