高齢者の福祉施設を中心に新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した名古屋市は18日、「感染がある程度抑え込めている」として、緑区と南区の全デイサービス施設に行っていた休業要請を、予定通り20日で終了すると発表した。感染者がいない施設は21日から順次、営業を再開する。河村たかし市長は要請に応じた施設への休業補償は「全額行う」と明言した。 市内では17日現在、デイサービスなど福祉施設4カ所を中心に51人の感染を確認。死者14人の多くもこのクラスターに関係しており、市は約5800人が利用する両区のデイサービス全126施設に対し、7日から2週間の休業を要請していた。 (中日新聞)