「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは、若者に人気のファッションブランド「ＲＡＧＥＢＬＵＥ（レイジブルー）」と協力して開発したＴシャツやバッグ、雑貨のコラボ商品を同ブランドの店舗で数量限定で発売している。 ファッションと外食の異業種が協力して両社のファン層を開拓する狙いで、レイジブルーの運営会社が王将に声を掛けた。 コラボ商品はスマートフォンのケースやワイヤレス充電器、靴下などを含め１０種類。王将のギョーザから発想したキャラクターを描いたバッグやクッションに加え、「餃子の王将下北沢店」（東京）で撮影した写真をあしらったバッグや京都限定Ｔシャツなどがある。 王将フードサービスは「若い人が『王将』のファンになるきっかけになれば」（販売促進部）と期待する。レイジブルーの店舗か同ブランドの通販サイトで取り扱っている。価格は１１００～６０５０円。

魚河岸で首元おしゃれ　焼津市観光協会、ネッククーラー発売 焼津市観光協会は、ご当地シャツ焼津魚河岸シャツの生地を使った「魚河岸ネッククーラー」を新たに発売した。 新商品の魚河岸ネッククーラーを身に付ける職員＝焼津市観光協会 マスクや缶バッジなど魚河岸シャツを使った商品をそろえる中、地元の小学生から「夏向けの商品はないの」と聞かれたことをきっかけに企画した。 縦８６センチ、横７センチ。市販の保冷剤を入れた上で首に巻いて使用する。手拭い生地と同様の魚河岸シャツの生地は通気性、吸汗性に優れ、ネッククーラーの素材に向いているという。職員は「スカーフやヘアバンドとしてファッションのワンポイントにもおすすめ」と話す。 １枚８００円（税込み）。試作として５０枚を作り、反響があれば増産する。問い合わせは同協会＜電０５４（６２６）６２６６＞へ。

彦根支局に赴任して二年半。休日にはしばしば実家のある愛知県に帰省する。車で名神高速道路を走ると、いつも目にするのが、アーチ状の謎の構造物。跨道（こどう）橋にしては、人や車が通れそうもない造りで、一体、何のために造られたのか。その正体を探ってみた。　（稲垣遥謹） 彦根インターチェンジから高速に乗り、名古屋方面へと向かう。本線に合流してから七百メートルほど進むと、アーチ状の構造物が見られる。ネット上でも、この橋のような物が何か気にする書き込みがいくつかあった。

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岐阜市教委は二十一日、市立小中学校と特別支援学校の本年度の修学旅行について、新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえた対応方針を発表した。「十月以降に県内への日帰りで実施する」か、「中止」のいずれかを各校が判断する。

多治見市サッカー協会の「二十四時間サッカー大会」が二十二日、多治見市虎渓山町のとうしん学びの丘エールで始まった。

西尾市亀沢町の岩瀬文庫で二十年にわたり古書を調査する名古屋大人文学研究科の塩村耕教授（６２）＝日本近世文学＝が、古書に記された江戸時代の暮らしや奇談を紹介するエッセー集「江戸人の教養　生きた、見た、書いた。」（水曜社）を出版した。登場する古書の大半は岩瀬文庫の蔵書で、塩村教授は「思わぬ古書と出合えた驚きや喜びをぜひ追体験して」と話す。

国内で２カ所しか自生が確認されていないコケ類「ヤチゼニゴケ」が大町市内の水路で見つかった。植物研究に取り組む北安曇郡松川村の吉富政宣さん（５１）が７月に確認し、専門家が鑑定。福島県、宮城県に次ぐ３カ所目で、最も南の確認地となった。吉富さんはオンラインで開催する日本鮮苔類学会で９月５日に発表する。 吉富さんによると、ヤチゼニゴケは、民家の庭や周辺に生えるゼニゴケの仲間。表面に濃い黒い線が見られるのが特徴で、冷水が流れる多湿な環境に自生する。国内の自生地では福島県の尾瀬ケ原で２０１５年に６０年ぶりに、１９年には宮城県栗駒山で確認されているだけという。 ７月１２日、名古屋市の友人と大町市内を散策した際、緑地内の水路のＵ字溝に見たことのないコケが張り付いているのを発見。友人がツイッターで情報提供を呼び掛け、希少なヤチゼニゴケではないかとの情報が寄せられた。 吉富さんが個体を採取して顕微鏡で調べ、コ

ＰＣＲ結果活用にずれ…店側「安心材料」市「拡大防止策」　浜松 新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）発生を受けた緊急対策として浜松市が接待を伴う飲食店の従業員を対象に８月半ばから進めているＰＣＲ検査。「無料だし、陰性と確認されれば、店の安心材料になる」と集客効果を期待する店側に対し、「あくまでも感染拡大の防止策で、判定結果は検査時点での結果にすぎない」とする市との間で、結果の活用の仕方にずれが生じている。 接待を伴う飲食店従業員のＰＣＲ検査用に配られている唾液の採取容器＝１９日、浜松市中区（写真の一部を加工しています） 「クラスター発生で中心街に広まった風評被害を何とか払拭（ふっしょく）したい。従業員が陰性なら、お客さんも安心するはず」。祈るように話すのは同市中区のキャバクラ店の男性オーナー。従業員１５人分のＰＣＲ検査を申請し、全員が検査を済ませた。 検査は市内４３２店の計２千人が対

朝もやに包まれた山並みと、雄大な由良川の流れを見渡すように、３層４階の天守がそびえる。福知山城（福知山市）は、大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公・明智光秀が築き、現在も同市のシンボルとして地域住民に親しまれている。 織田信長の命を受け丹波地域を平定した光秀は、１５７９（天正７）年ごろ同城を築いた。光秀は城下町を整備し、地子銭（地税）を免除するなど善政を敷いたとされ、市内には光秀をまつる御霊神社も鎮座している。 明治時代の廃城令で城郭の大部分は破壊されたが、昭和に入って市民らが再建運動を展開し、江戸時代の絵図資料を参考に１９８６年に再建。築城当時の面影を残す石垣には、近隣寺社の石塔を破壊した「転用石」が使われている。 ドローンの高度を徐々に上げていくと、天守の後ろに音無瀬橋の白いアーチが見えてきた。橋の手前に広がるやぶは「明智藪」と呼ばれ、光秀が城下町を水害から守るために築いたと伝わ

越前の北ノ庄城を築城した戦国武将・柴田勝家の生涯を描いたコミックが、七月に出版された。原作者は「ふくい歴女の会」会長の後藤ひろみさん（福井市）。「猛将や豪傑として知られるが、実際は知的で信望の厚い人だった。そんな勝家さんの姿を伝えられたら」と話す。　（藤共生） ポプラ社（東京都）の「コミック版　日本の歴史」シリーズの七十五冊目。勝家は織田信長の父・信秀に見いだされ、信長の下で出世を重ねた。本能寺の変の後、羽柴秀吉に賤ケ岳合戦で敗れ、北ノ庄城で自刃するまでの生涯を漫画で描いた。

上伊那地域で二十二日、休耕田などを利用して養殖した小ブナの出荷が始まった。甘辛く煮付けた甘露煮は秋祭りなどに味わう郷土料理として親しまれており、九月中旬に出荷のピークを迎える。　（中沢稔之） 三十年ほど前から養殖に取り組む駒ケ根市赤穂の小平正夫さん（７０）は、五月中旬から約四十アールの養殖池に親魚を放して産卵させ、稚魚を育ててきた。この日の早朝、体長三・五〜五センチになった小ブナ四十八キロを出荷した。 三日前から自宅のいけすに移して泥を吐かせた小ブナは、網ですくい上げるたびにピチピチと元気に跳ねた。小平さんは「春先の天候不順の影響が心配されたが、良い状態に成長した。新型コロナウイルス感染拡大...

遠州七不思議の一つ、桜ケ池のお櫃（ひつ）納めで知られる池宮神社（御前崎市佐倉）の社殿が修復と塗装の塗り直しを終え、鮮やかな朱色を取り戻した。修復した社殿のうち、拝殿は一七三九年の建立以来、全体を塗り直す大掛かりな修復は初めてだという。お櫃納めは九月二十二日に営まれる。　（河野貴子） 社殿の部材が腐るなどして傷みが進み、塗装が落ちていた。特に傷みが激しかった拝殿の天井板は、裂けたりくぎが露出したり。描かれた絵も判別できない状態だったため、ヒノキで張り替えた。手水舎と龍神殿は塗装を塗り直した。 元号が平成から令和に変わったのを機に、記念事業として崇敬者や氏子らからの浄財で取り組んだ。修復は四月初めから三カ月かけて終えた。禰宜（ねぎ）の佐倉信道さんによると、参拝者が「きれいになった」と喜んでいるという。 お櫃納めは県無形民俗文化財の神事。直径四十センチのお櫃に赤飯を詰め、桜ケ池に沈める。数日後、

八月中旬、じりじりと照り付ける日差しを受けながら、舘山寺参道を登って五分ほど。木々に覆われた舘山（たてやま）の山頂から、舘山寺聖観世音菩薩（しょうかんぜおんぼさつ）がヒョッコリと顔を出す。二〇一五年には、安倍首相に似ていると写真週刊誌が取り上げ、話題にもなった。 「舘山寺大観音」と呼ばれる観音像は、浜松市西区の舘山寺温泉街の北側、標高約五十メートルの舘山に建立された。一九三五（昭和十）年、浜名湖の安全祈願のため建てられた高さ約十六メートルの観音像は当時最大級だった。 舘山寺周辺は、戦前から浜名湖の往来の要所だったことから、料理店や旅館などが並ぶ。五〇年に浜名湖が県立自然公園に指定され、観光地として開発が進んだ。五八年に開湯し、六四年の東京五輪の時は、周辺の道路は大渋滞になるほど、にぎわいを見せた。温泉旅館の浴衣で参拝する姿が多く見られ、県西部の有名な温泉街として多くの人に知られた。

津市高野尾町の赤塚植物園で、食べられる花「タイタンビカス」の出荷が最盛期を迎えた。四年前から食用として開発を進め、本格的に出荷するのは今年が初めて。研究開発部の長谷川幸子課長は「インパクトがあり、皿に添えると華やかに見える。味もレタスに似ていて食べやすいから、ぜひ食べてみて」と太鼓判を押す。　（杉山果奈美）

伊勢市の水族館「伊勢シーパラダイス」が、五月に生まれたゴマフアザラシの名前を募集している。飼育担当者は「末永く親しまれる名前になってほしい」と期待を寄せている。 アザラシの赤ちゃんは五月三日、父サン太、母ルーの間に生まれた雄。出生時は体長六〇センチ、体重九・九キロだったが、二十一日時点で八五センチ、二四・二キロにまで成長した。

名古屋港水族館（名古屋市港区）が、新型コロナウイルスの影響で減収に直面する中、インターネットで資金を調達するクラウドファンディング（ＣＦ）に取り組んでいる。経費のえさ代を賄いたい考えで、三カ月分に当たる二千万円を目標額に設定。「生き物の暮らしを守るため、温かい支援を」と呼び掛けている。　（角雄記） ＣＦの期間は七月十日〜九月十日。当初は目標額を五百万円に設定したが二日半で達成した。水族館を運営する名古屋みなと振興財団の木部悟さん（４１）は「三日足らずで到達できたのは驚いた。水族館ファンの多さを実感できてうれしい」と手応えを話す。次の目標に設定した一千万円もクリアし、さらに引き上げた。

観光客でにぎわう観光名所「古い町並み」。それでも例年に比べれば半分の入り込みという＝２２日、岐阜県高山市上三之町で（加藤佑紀乃撮影） 政府の観光支援事業「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」が始まって一カ月。中部地方の観光地では、かき入れ時の盆休みに新型コロナウイルスの感染拡大が重なったこともあり、キャンペーンの効果に懐疑的な見方が根強い一方で、一定の効果を実感する声も上がる。先の見えない苦境が続く中で、さらなる支援を求める動きもある。　（山村俊輔、加藤佑紀乃、酒井博章）

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