管内でのニセ電話詐欺被害の急増を受け、多治見署は土岐高山城戦国武将隊などと協力し、詐欺被害抑止のための防犯ビデオを制作した。映像の披露を兼ね、六月二十七日には、市内在住の高齢者を対象に被害防止教室を土岐市役所で開講。多治見署は「多くの人に見てもらい、一人でも被害に遭う人を減らしたい」と手口の周知で未然防止を図る。（脇阪憲）

漫画・アニメ作品「呪術廻戦」が人気を集めていることを受け、高山市と市観光連絡協議会が、濃飛バス（同市）の協力を得て、作中に登場するキャラクターと同名の飛騨の豪族「両面宿儺」をＰＲするラッピングバス二台を製作した。運行開始を記念するセレモニーが一日、同市花里町六の高山濃飛バスセンターで催された。（横田浩熙） 呪術廻戦は、二〇一八年三月に週刊少年ジャンプで連載が始まった漫画。市内には、両面宿儺が開山したと伝わる飛騨千光寺（丹生川町下保）や、宿儺が住んでいたとされる岩穴「両面窟」（同町日面）、戦いの前に宿儺が最後の晩餐（ばんさん）を取ったとされる「御膳石」（同）などの名所がある。 今回製作したラッピングバスの側面には、「両面宿儺」「飛騨高山」の文字とともに、飛騨千光寺にある両面宿儺坐像（ざぞう）の写真を大きくプリント。「コロナ禍で苦しむ高山を、飛騨の英雄にまた救ってほしい」との願いから、「１６０

すずりに水をさす時に使う陶磁器製の水滴に焦点を当てた企画展「水滴　小さき陶芸−大島国康コレクションを中心に−」（中日新聞社など主催）が九月二十六日まで、瀬戸市南山口町の県陶磁美術館で開かれている。 展示は、中日信用金庫の元会長で名古屋市在住の大島国康さんが、これまでに集めた千点を越える「陶磁水滴コレクション」を二〇二〇年度に県に寄贈したのを受けて企画。今回はその中から国内外よりすぐりの作品など約三百五十点を展示した。

瀬戸市は一日、新型コロナワクチンの県の大規模集団接種会場「バンテリンドームナゴヤ」（名古屋市東区）の予約に関して、接種券を持っていない十八歳以上にも対象者を拡大すると発表した。 これまで接種券を持っている瀬戸市民を対象としていたが、六月三十日時点で、当初の千人分の枠のうち、約九百六十人分が残っており、市は対象を拡大して接種希望者の予約を受け付けることにした。 同会場での接種は二十一、二十八日の午前九時〜午後一時。予約は二日午前八時半〜八日午後五時、市ホームページの特設ページのみで受け付け、定員を上回った場合は抽選とし、十二日に市ホームページで結果を公表する。

「パームビーチ」の愛称を持つ蒲郡市の西浦温泉海水浴場が一日に海開きした。八月末まで海水浴が楽しめる。同市の三河大島海水浴場は、七月半ば以降のオープンを目指して調整が進んでいる。

開業９０周年を記念し、三岐鉄道（本社・四日市市）は、スマートフォンなどを置くスマホスタンドと北勢線キャラクターの鉄道むすめ「楚原れんげ」の新グッズを２日に発売する。（磯部愛） スマホスタンドは、アクリル板に三岐線、貨物、北勢線の各車両をデザイン。台座には開業九十周年のロゴマークがある。八百円で、近鉄富田駅西口、丹生川駅、西藤原駅、西桑名駅、東員駅、阿下喜駅、通信販売、三岐鉄道本社で販売する。

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佐久市の香坂(こうさか)山遺跡で旧石器時代の石器「石刃(せきじん)」としては国内最古となる３万６８００年前の石刃群が昨年出土したのを受け、出土品の展示が１日、市教育委員会文化財事務所併設の展示室で始まった。市教委は「日本列島に現生人類がどう到達したかを考える上で大変貴重な資料」と来場を呼び掛けてい…

長電バス（長野市）は１日、長野―東京間の特急バス運行開始６０年を記念し、共同で特急バスを運行していた東急電鉄（東京）の「東急バスカラー」に塗装した車両２台を長野市内の路線で７日から運行すると発表した。路線バスを他社の車両デザインに塗装して運行する取り組みは珍しいという。 ６０年前の１９６１（昭和…

西濃運輸（岐阜県大垣市田口町、小寺康久社長）は、貸し切り貨物列車「カンガルーライナー」に、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」のイラストをデザインしたラッピングコンテナを導入した。 　コンテナには、国連が掲げる持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）のロゴの色のリボンを付けたキティちゃんと、「＃Ｈｅｌ...

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岐阜県瑞穂市の朝日大は２日、学生や教職員らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの職域接種（大学拠点接種）を始めた。同大によると、県内の大学では初めて。対象は約４０００人。８日までの６日間で１回目の接種を完了し、８月上旬に２回目を終える予定。 　朝日大は、６月１０日に職域接種を国に申請した。希望す...

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第103回全国高校野球選手権愛知大会の7月3日開幕を目前に、主催する県高校野球連盟と朝日新聞社は30日、会場の一つに上げていた阿久比町立阿久比球場（収容人数6000人）を使用しないと発表した。同町は新型コロナウイルス感染対策として収容人数を200人以下に制限してきたが、29日に急きょ主催者側が観客数700人以下に増員を打診してきた上、使用を断ったという。高野連の神田清理事長は取材に「せっかく球場に来るファンを追い返したくない」と説明した…

◇ユーチューブ 第１弾アーチェリー選手動画配信　東京五輪のインドのホストタウン・黒部市は一日、動画投稿サイトＹｏｕＴｕｂｅに「市インド応援チャンネル」を開設し、第一弾としてアーチェリー競技の同国代表選手を紹介する動画を配信した。今後、インドの選手応援や歴史、文化の紹介、ホストタウン事業のイベントなどの動画を順次、配信していく。（松本芳孝） 市は、同国のアーチェリー競技代表の事前キャンプ誘致に成功し、ホストタウンになった。コロナ禍でキャンプ実施は断念したが、今後もホストタウンとして同国との交流を続けるため、市民の機運を盛り上げる活動は継続している。 動画は約一分。アターヌ・ダース選手とタルンディープ・ラーイ選手、プラヴィン・ラメーシュ・ジャーダブ選手、ディーピカー・クマーリー選手の写真を掲載し、六月二十九日現在の世界ランキングを紹介。市職員がターバンを着け、応援メッセージを書き込んだうちわを

富山市内の学校や保育施設で発生した給食用牛乳による集団食中毒を受けて、市保健所は一日、専門家会議を開き、被害の概要や原因の特定について意見を交わした。 会議は医師会や県の関係者ら十一人が出席。冒頭を除き、非公開で行われ、終了後に市保健所の鈴木富勝課長が報道陣の取材に応じた。会議では「原因物質の特定が大事」「安全の担保がないと（牛乳の）再開は難しい」などの意見が出たという。

古地図との変化とらえる　加賀市のＮＰＯ法人「歴町センター大聖寺」は、江戸時代の地図や絵図に基づいて、大聖寺の町並みや名所旧跡をドローンで撮影し、動画にまとめた。ＤＶＤを作成したほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも公開している。大聖寺愛あふれる五十五分間に仕上がり、子どもたちのふるさと学習や視察団の案内などに活用していく。　（小室亜希子） 動画は今年作成した「古絵図で巡る城下町大聖寺」「古地図で歩ける城下町大聖寺」の二種類のまち歩きマップに基づく。江戸−明治時代にかけての大聖寺藩邸や実性院、江沼神社などが描かれており、同じ角度からドローンを飛ばして撮影。新旧の移り変わりが分かるように工夫した。 このほか足軽屋敷だった旧早水家や日本最初の鉛筆工場とされる加州松島社の工場碑、防御のために屈曲した城下町らしい道筋など、地元でも知る人ぞ知るスポットを紹介。四季折々の年中行事や、「河道（こうどう）

染色家らも協力「若いアイデアに期待」　金沢大（金沢市）の学生たちが、草木染をした能登上布の商品化に取り組んでいる。赤色染料となるニホンアカネなど能登に自生する植物を使って地元の伝統的な麻織物を染め、能登の文化を発信したい考えだ。草木染を研究する穴水町宇加川の染色家、新谷茂さん（６８）と、伝統技術の継承に取り組む中能登町の「能登上布振興協議会」の中村千加子さん（７０）が協力。能登の自然や伝統技術の魅力を詰め込んだ商品を目指していく。　（森本尚平） 取り組むのは、金沢大経済学類の同じゼミに所属する四人。富山県の企業が主催するビジネスプランのコンテストで、県指定無形民俗文化財の能登上布をテーマにしたのをきっかけに、商品化を目指し始めた。リーダー役の四年、守田建杜（けんと）さん（２１）は「県の希少伝統工芸品でもある能登上布を能登の自然の素材で染められればおもしろい」と、新谷さんに協力を依頼した。

楽曲 力強く軽やか　内灘町出身で米国を中心に活動するベーシストの芹田珠奈（じゅな）さん（２７）が、ニューアルバム「バトルフィールド」を発売した。自身初の「インストゥルメンタル（器楽曲）」アルバムとなり、十曲を収録。「器楽曲なら国籍、言語を問わず音楽だけで勝負ができる」。世界的なアーティストになるという夢の実現へ、さらに前進する。　（村松秀規） 各界の若いリーダーたちが集う国際会議（ドイツ・ミュンヘン）の音楽収録に参加するため一時帰国し、一日に中日新聞北陸本社（金沢市）を訪れてＰＲ。タイトル曲のバトルフィールドは戦場を意味する。力強く、軽やかな音を響かせ「格闘技の入場曲なんかに使ってほしい」と芹田さんは話す。 タイトルには「戦う準備が整った」との思いも込めた。単身で米国に渡ったのは、二〇二〇年九月。アフリカ系米国人が起源のブラック・ミュージックのファンクやブルースなど好きなジャンルのルーツを

夏至から十一日目の半夏生（二日）を前に一日、半夏生に焼きサバを食べる風習がある大野市内では鮮魚店の前などでサバを炭火で焼く光景が広がり、通りに香ばしい香りを漂わせた。 同市明倫町の「うおまさｃａｆｅ」では、店主の山本恭子さん（４４）らが長さ三五センチの特大サバに特製しょうゆだれを塗ってグリルで焼き、仕上げに炭火で余分な脂を落としながら皮をパリッと焼き上げた。 同店では一本千六百円で販売。四日までに八百本のサバを焼く予定で、発送も受け付ける。今年はコロナ禍で帰省できない子どもに送るなど、県外発送が増えているという。山本さんは「半夏生に家族みんなでサバを囲んで食べてほしい」と話した。

冷凍マグロの水揚げ量日本一を掲げてきた静岡市の清水港（清水区）が、今年からその看板を掲げられない状態になっている。一般社団法人「清水漁港振興会」によると、コロナ禍で水産庁のまぐろ需給協議会が休会となり、基礎統計が発表されなくなったことが原因。関係者は困惑しながらも、「日本一」ブランドを守るべく、裏付けとなる別の根拠を探している。（五十幡将之）

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「第六十六回おりもの感謝祭一宮七夕まつり」が一日、一宮市中心部で始まった。昨年は新型コロナウイルスの影響で初の中止となり、今年は来場者を分散させるため、会期を一カ月間に広げた。街中の飾り付けとオンラインイベントが中心だが、色とりどりの吹き流しやつり下げ飾りが、恒例の夏のムードを感じさせている。　（北村太一） 一宮駅前では、大きな七夕飾りが風に揺れ、子どもたちが絵付けをした風鈴の音が響いた。子どもを連れて飾りを見ていた同市の吉田恵梨さん（３９）は「きれいですね。やっぱり飾りがないとさみしい。子どもも『すごい』と喜んでいた」と話した。

今秋までに予定される衆院選に向けて、自民党が三重県知事の鈴木英敬氏（４６）に対し、出馬を打診していることが分かった。選挙区は、政界引退が明らかになっている元外務副大臣三ツ矢憲生氏（７０）の後継の三重４区とみられる。 一方、鈴木氏は県議会本会議などで「目下、新型コロナウイルス対策とワクチン接種に全力を尽くす」と発言。今後、自民側からの打診を受けるかどうかに注目が集まりそうだ。 鈴木氏は経済産業省の元官僚で、第一次安倍政権では官邸スタッフも務めた。二〇〇九年の衆院選で旧三重２区に自民公認で出馬し落選。一一年に知事選へ初挑戦し、当時は全国最年少の三十六歳で当選した。一六年の伊勢志摩サミット誘致に成功し、現在三期目。全国知事会の地方創生対策本部長などを務めている。

国から新型コロナウイルスのワクチンが供給される見通しが立たないとして、三重県四日市市は一日、集団接種の予約受け付けを六月三十日に一時停止したと明らかにした。岐阜県中津川市も一日、八月から新規の集団接種を一時休止すると発表した。 四日市市は、届いたワクチンを医療機関での個別接種や、公共施設などでの集団接種会場に振り分けている。だが、七、八月に集団接種で計十一万一千回を想定したものの、供給見込みは約四万四千五百回分と半分に満たず、見込み分は既に予約で埋まったという。