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名古屋市の河村たかし市長は１５日、１８歳以下の子どもに計１０万円相当を給付する国の臨時特別給付事業を巡り、全額を現金で給付する方針を明らかにした。市はこれまで現金とクーポンを半々とするとしていた。 河村市長は本紙の取材に「全額現金給付で検討している」と説明。政府が全額現金を容認したことを受け、「経済対策としてはクーポンの方が望ましいが、政府がそういう姿勢を示すのなら市民は現金の方がいいと思う」と述べた。

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◇立山・伸和製作所　バレーボールＶリーグ１部（Ｖ１）女子のＫＵＲＯＢＥアクアフェアリーズを応援するため、立山町泉の伸和製作所は自社の敷地に寄付型自動販売機を設置した。毎月売り上げの一部が同チームに寄付され、活動資金などに充てられる。 自販機の売り上げを任意団体に寄付するＮＰＯ法人寄付型自動販売機普及協会（東京都）の取り組みを採用し、寄付先にアクアフェアリーズを指定した。自販機を設置している間は永続的に寄付を続けていく。 同社で１３日、チームのマスコットキャラクターなどがデザインされた自販機のお披露目があり、山崎大介社長（４０）とアクアフェアリーズの鈴木千代選手（２８）がＰＲした。これまで同社とチームの接点は無かったが、山崎社長は「これを機に共存共栄していけたら。社員みんな（２８人）で利用して、少しでもチームに貢献したい」と述べた。

地下道に出店中の百年珈琲。オリジナルのレインボーブレンドでＬＧＢＴＱへの理解を呼び掛ける＝金沢市香林坊の香林坊パセオで ５種類の豆で多様性表現　多くの人がＬＧＢＴＱ（性的少数者）について知る機会をつくろうと、月に一度ＬＧＢＴＱの当事者やアライ（理解者）が集う「にじのまカフェ」が十九日まで、金沢市香林坊の地下道「香林坊パセオ」に出張中だ。同市のカフェ「百年珈琲（コーヒー）」が出店し、オリジナルの「レインボーブレンド」のコーヒーを提供し理解の輪を広げようとしている。 にじのまカフェは、当事者の安心できる居場所づくりのため、毎月一度、同市小橋町の宿泊施設「Ｋａｎａｚａｗａ旅音」で開かれている。より多くの人にもＬＧＢＴＱに興味を持ってもらうきっかけにしようと、今回初めていつもの場所を飛び出し、十一日から開催。テントやアウトドア用の椅子を設置し、憩える場をつくった。

北鉄社章や赤帯ライン「懐かしんで」　北鉄能登バス（七尾市）は十四日、能登半島定期観光バスの運行開始六十周年を記念し、開始当初の六十年前のデザインに塗り替えた観光バスの運行を始めた。特徴的な赤帯ラインのほか、分社化前の北陸鉄道の社章が前部とボディーの三カ所に入っている。往年のデザインで奥能登を周遊する。　（稲垣達成） 復刻バスは、輪島市の国名勝「白米（しろよね）千枚田」や輪島朝市、見附島（珠洲市）などを巡る「おくのと号」。年末年始（三十一日〜一月三日）を除く毎日一便運行する。記念乗車証や輪島塗のはし、車内に設けたスタンプを押せる台紙を乗車特典に用意する。 定期観光バスは一九六一年五月に運行開始。北鉄能登バスによると、松本清張が五九年に発表した能登も舞台になった小説「ゼロの焦点」などで能登観光ブームが到来した。観光バスは青色の路線バスと対比し「赤バス」の愛称で親しまれ、多くの利用があったという

越前町の特産品「越前水仙」の発送式が十四日、同町道口の越前コミュニティセンターで行われた。つぼみの状態で箱詰めした百三十九箱計四千本のスイセンを、町の友好都市や中京・関西方面の報道機関、大手旅行社など百三十九カ所に送った。 越前水仙の知名度向上などが目的。発送式で、青柳良彦町長は「切り花の需要拡大につながっていけば」とあいさつした。百三十九箱のうち、三箱の箱詰めを青柳町長ら三人が担当。一箱に三十本ずつを収め、越前水仙のしおりや観光パンフレットも同封した。

藤枝市在住の絵本作家、むらまつけーじ（本名・村松恵次）さん（３６）が、市、藤枝署、県交通安全協会藤枝地区支部の三者で使う交通安全キャラクターを作成した。むらまつさんは「子どもからお年寄りまで愛されるキャラに育ってほしい」と願いを込める。　（大橋貴史） キャラクターはキリンをモチーフにしており、藤枝のキリンという意味で「ふじりん」と名付けた。腹部の柄には信号機の三色、首や前脚には横断歩道と交通安全にちなんだデザインの一方、尻尾は藤枝らしく藤の花が使われている。 むらまつさんによると、「きりん星」から藤枝の安全を守るために訪れ、子どもたちを事故から守ることをモットーに活動をしているという設定。キリンは、高い場所から周囲を見渡せる視野の広さを持っており「キリンのように周りをよく見てほしい」との思いを込めた。

瀬戸市西拝戸町の古瀬戸保育園の園庭には、陶芸家寺田康雄さん（７３）＝同市西窯町＝が寄贈した薪窯が設置されている。この窯で十日、おにぎりを焼く「おにぎりパーティー」が開かれ、園児五十七人が寺田さんによる火入れなどを見学し、焦げ目のついた熱々をほおばった。　（西川侑里） 薪窯は二〇一七年七月に寺田さんによって築かれ、市内の保育園では唯一。廃れんが製で高さ一・三メートルのドーム型。上部の空間に陶芸作品などを入れて焼成できる。 寺田さんは手作りの八つの窯付き工房兼自宅で製作活動をしており、カナダ、ウズベキスタンなど世界五カ国を含め百基以上の窯を作ってきた実績を持つ。代々陶芸家の家に生まれ「築炉師」の作業を見て覚え、作り始めた。

十八歳以下の子どもへの十万円相当給付を巡って、岸田文雄首相が十三日、当初方針を転換し、全額現金での給付を認めたのを受け、中部地方でも全額現金給付を表明する自治体が相次いだ。 本紙のまとめでは十四日現在、愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀の六県で、首相の方針転換以降に現金給付すると明らかにしたのは三十三市町。うち二十八市町が年内にも一括給付すると決めた。五万円ずつ二回に分割して給付するとしたのは四市町で、三重県鈴鹿市は一括支給かどうか未定としている。

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あいちトリエンナーレ実行委員会が名古屋市に負担金支払いを求めた訴訟の口頭弁論に出廷後、報道陣からの質問に応じる河村たかし名古屋市長＝名古屋市役所で2021年12月13日午後2時32分、高井瞳撮影 愛知県で2019年に開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の実行委員会が名古屋市に負担金を支払うよう求めた訴訟の口頭弁論が13日、名古屋地裁（岩井直幸裁判長）であり、河村たかし名古屋市長が証人として出廷した。 河村市長は従軍慰安婦を象徴する少女像や昭和天皇の肖像を使った創作物が燃やされる映像作品などが展示された企画展「表現の不自由展・その後」について「反日プロパガンダと言われる展示で、市民は納得できないし、私もショックを受けた。そんなところに市民の税金を使っちゃダメでしょ」と主張。公金を支出することは「県と市が反日プロパガンダを支持、応援したとみられてしまう」との考えを改めて示した。 一方、