茅野市宮川の国道152号沿いの茂みに、小さなスフィンクス像が置かれている。十年前、不法投棄に悩んだ土地所有者の伊藤正尋さん(80)が撲滅を願って設置。その狙いは当たり、ごみは捨てられなくなった。伊藤さんは「まさに土地の『守り神』だ」と感謝している。(清水大輔) スフィンクスは高さ六十センチのプラスチック製で、ピラミッドを背負っている。土地は伊那市に続く杖突峠にあり、かつては畑だったが、耕作をやめた二十年ほど前から家庭ごみのほか、古いタイヤや家電製品などが不法投棄されるように。伊藤さんがごみ袋を持って行ったり、業者を呼んだりして片付けていた。
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