大学再編の行方 １大学案に静大内も対立：中日新聞しずおかWeb

静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、静大の日詰一幸学長は七日、浜松市であった「浜松地区大学再編・地域未来創造会議」の席で、法人統合を先行させ将来的に両大学を統合する「一法人一大学」案を再提示した。浜医大側が反発したほか、同席した静大の川田善正副学長が「日詰学長の案は、浜松キャンパスの部局長は反対している」と指摘。静大内部の意見対立が浮き彫りになった。 日詰学長は示した資料を基に、大学の運営法人の統合で業務や予算の効率化などのメリットが得られると強調。大学のあり方については、二大学への再編など複数の考え方を示したが、最終的には「一大学一法人」が望ましいとの見解を示した。日詰学長は提案は学内で審議中とし、「大学の公式な見解ではない」と説明した。 日詰学長の提案には、身内からも反発の声が出た。二〇二〇年の学長選で日詰学長と争った前工学部長の川田氏は「浜松側は今回の再編に非常に期待してい

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「静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り」