【川喜田壮太郞氏の作品が並ぶ会場=津市垂水の石水博物館で】 【津】百五銀行第9代頭取で多彩な趣味を極めた川喜田壮太郎氏(明治37―昭和47年)の没後50年を記念する企画展「川喜田壮太郞―人と作品」が19日、三重県津市垂水の石水博物館で始まった。父半泥子との思い出の品や銀行家時代のマッチのデザイン、趣味の絵画や陶芸など計59点を展示している。令和5年1月22日まで。月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始は休館。入場料一般500円。 壮太郞氏は川喜田半泥子の長男として津市に生まれ16歳で上京。日本銀行に勤めた後32歳で百五銀行に入行した。 展示は、半泥子の子に生まれて▽銀行家として▽趣味とともに生きる―の3部構成。19歳で父と出かけた欧米旅行の写真、同行の顧客に配布したサービス品のマッチ箱のデザイン、陶芸、絵画、著書などがある。 龍泉寺由佳学芸課長(51)は「早くから海外で身に付けたグローバルな感