愛知県豊橋市指定史跡・吉田城址(じょうし)の公式ガイドブック「歩いて楽しむ吉田城」が発売された。2022年に無料で配っていたガイドブックが好評だったため、最近の調査研究成果などを盛り込んだ増補版を一般販売することになった。 吉田城は、「徳川四天王」筆頭の酒井忠次や、池田照(輝)政ら名だたる武将が城主を務めた。城址には石垣や土塁、堀など貴重な遺構がある。 ガイドブックを制作した市美術博物館の中川永学芸員は「城址には知らないとわからない見どころがたくさんある。学芸員のおすすめポイントがぎゅっと詰まったガイドブックを手に散策していただければ」という。 オールカラー全52ページ。2千部発行。市役所東館1階の「じょうほうひろば」と市文化財センター(松葉町3丁目)で販売している。税込み500円。(戸村登)