災害時に大勢の負傷者を限られた医療資源でいかに救うか-。重要性の高まる「災害医療」をウェブサイトで基礎から分かりやすく解説する大学生がいる。岐阜薬科大薬学部5年の藤井嵩将(たくま)さん(25)=岐阜市=で、サイト名は「災害医療大学」。故郷の御嶽山噴火災害をきっかけに、大勢の命を救いたいと奮闘している。 ウェブサイトは2020年4月に開設。名称に「大学」と付くが、実在はしない。藤井さんが専門書や厚生労働省の資料などを読み込み、専門知識を理解しやすいようにまとめた。災害発生後に時間経過とともに変わる「医療ニーズ」や、医療機関が負傷者を優先順位付けする「トリアージタグ」の使い方などを、イラストや動画を交えて紹介している。予復習に使えるクイズやゲームもある。
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