「県エコ・リサイクル」認定 捨てられてしまうはずの九谷焼の端材が、耳飾りとして生まれ変わる。アクセサリー作家の橋本みなみさん(36)=白山市=が手掛ける一点物のイヤリングやピアスは、地球に優しい製品を県が認定する「県エコ・リサイクル」に選ばれた。金沢市内を中心に販売され、県外の観光客が土産として手に取ることも多いという。「端材に高揚するってすてき」。ときめきに従うものづくりに励んでいる。(岩本雅子) 端材は、県内で活動する4人の作家から提供を受ける。自身の工房で一つ一つ手作業で砕き、角張らないように磨く。金継ぎや漆で補強することもある。廃棄予定だった製品などに手を加えて価値を付け、新製品を生み出す「アップサイクル」。「息を吹き込む」という思いでブランドを「iki(いき)」と名付けた。
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